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院長ブログ

サムターンを自動ロック化

病児保育室の入り口ドアのロックを自動化しました。これは保育業務に革命です!(ちょっとオーバーかな)

このドアには2つのドアノブがついています。下の方は通常のもので、手をかければ子どもで開くことができます。

子どもが飛び出して行かないようにするために、もう一つ、サムターンという名前の金具をつけてあります。

サムターンは通常は建物の内側についていて、外からドアを開けることができないようにして、防犯のために使います。

ここではドアの両側から操作できるようになっている金具を使っています。ただし、その位置を、子どもの手が届かない高い位置につけているのがミソ。

防犯の意味合いはなく、子どもの飛び出し事故防止のために設置しています。

最近、県からある保育園で預かっているお子さんが自分で勝手に家に帰ってしまった、という重大事案があったから注意するようにとの通知が来ました。

わたぼうしでも、やはり子どもがこのドアを抜け出るということがあり、今後重大なトラブルにつながる可能性もあり、何とかしなくてはいけない。先週から職員間で話し合いを持っていたところです。

このサムターンについては、職員は習慣になっているほどで、操作し忘れることはないはずです(それも問題になるかもしれませんが)。それよりは保護者の方が操作せずに通過してしまうケースがあることです。

朝の受け入れ時が一番起きやすいようです。何人もの方が続いて出入りしていると、その最後の方が開放のままにしてしまうことが起きているようです。特に朝は仕事があり、急いで出掛けている方が多いからかもしれません。

まずは保護者の方へ「サムターンを必ず閉じるように」という注意喚起を、大きな紙に書いて傍に貼りました。そして数日見ていましたが、やはり完全ではありません。時々ですが、開放のまま出てしまう保護者がおられました。

常時職員が見守ることは現実的ではないので、何か良い器具や器械がないものかと、探してみました。一定の時間が来ると、自動的にロックされるドアノブ。

ネットで探してみたり、業者の方に聞いてみたりしていたのですが、すぐには見つからず。どうすればいいかと思案していたところ、AIが教えてくれました。

今流行になっているChatGPT(チャットGPT)です。「サムターンを自動ロックにする器具はないですか?」と聞いたところ、教えてくれたのがこの道具です。

サムターンそのものはそのままで、そこに被せて使う器具です。高機能で、スマホを鍵がわりに使うこともできますが、そこは今回は不要。あくまでも自動ロックしてくれれば十分です(その時間はスマホで変更できます)。

ネット上で注文したものが、本日到着。さっそく設置してみました。そしてその効果はバツグン!!

設置時間は15秒がちょうど良いようです(短いと、ドアを通り切らないうちに引っかかってしまうことがあります)。

もちろん手動でセットしてもらうのが原則ですし、それをやめていいということではありません。でも、もし締め忘れていても、15秒後には自動でロックされます。

ちょっとゴッツイ装置がサムターンに被さっていることで、ここをちゃんと操作して締めないといけないんだよ、という注意喚起にもなりました。それもまた良い効果のようです。

これで当室での子ども飛び出し事案は完全に予防できることでしょう。職員みんなでホッとしているところです(慢心すると、また別な問題が起きるかもしれないので、注意はしておかないと)。