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院長ブログ

2026年7月 一覧

サテライト(2)

【こども通信7月号より】

 分院を開設する日まで2か月を切りました。ここで、なぜこの場所になったかを見ておきたいと思います。

 上越市内には主に小児科を標榜している診療所は4つあります(他に入院できる病院は2つありますが、ここでは省いてあります)。その内で直江津にあるのは当院です。

 残りの3つは高田地区ですが、いずれも直江津よりです。いわゆる新興住宅地にあります。

 ここで最近閉院した診療所を地図に落とし込んでみます。3箇所とも、高田の中心部か妙高市よりのところです。これがそっくり無くなってしまいました。

 事情はそれぞれ違いますが、急な閉院で困惑された方も多かったことでしょう。

 私的なことで恐縮ですが、私の実家は仲町6丁目です。高田幼稚園に行き(当時は大手町小学校の隣に園舎がありました)、小学校は大町小学校、中学は城北中学でした。高田高校を卒業するまでの18年間を、高田の中心部で過ごしました。

 その郷里に、小児科医院が無くなった! 大きな出来事でした。

 直江津に開業したのはさほど理由があった訳ではありません。何となく・・。当時、高田に小児科医院もあり、いずれ高田に新しい医院もできるはずと思い、それを避ける形で直江津に決めました。冬に降る雪も、高田は交通障害になるくらいだということもありました。

 開業して36年が経ちますが、どうも見通しが違ったようです。

 3軒の小児科医院が次々に廃業することは、予想していませんでした。予定外の出来事です。

 著しい少子化の影響があり、小児科を開業する人が少なかったということもあります。

 私の最後の10年余、生まれ育ったところに恩返しをしたいと思いました。現在複数医師の体制ができていますので、それも幸いしました。分院を作れる可能性がありました。

 昨年から土地を探し、高田地区の中心部(附属小学校の正門前)に300坪の土地を借りることができました(地図中の赤い丸印)。これも幸いでした。

 本院の出先という意味で、サテライト・クリニックと名付けました。

 現在、建物が建ちつつあります。あと2か月で完成です。

 ワクワクするような事業をしていきたいと思っています。どうぞご期待ください。 

 


サテライト(1)

【こども通信6月号より】

 医院は設置から36年経っています。私は今69歳。もう少し頑張りが利くかなと思っています。

 昨年11月から、水曜午後の診察を始めています。当院でも長らく水曜午後は休診でした(開院当初はやっていましたが)。周囲の小児科医院を見ても、水曜午後は診察していないのが普通でした。

 それぞれの医院にとっては、水曜午後は最も患者数が少なく、休みを取りやすい状況です。しかし、市民の皆さんにとっては、水曜午後に診てもらえる小児科医院がないというのは、やはり問題でしょう。

 当院はここしばらく複数の小児科医が在籍しています。代わりばんこに休むことで、トータルの実働時間は変えず、診療時間を増やすことができることに気づきました。

 そこで開始したのが水曜午後の外来です。受診者はそれほど多くはないですが、やる意味合いは十分にありました。

 水曜午後という「空白時間」を埋めることができました。

●分院の開設

 次に考えたのが、「空白地帯」の解消です。

 小児科の分布を見てみると、上越市内で旧高田地区がすっぽり抜けています。ここ10年ほどで3軒の小児科医院が廃業し、そのあとがまだ埋まりません。少子化傾向があるとはいえ、小児科が全くないのはどうなんでしょうか。

 そこで思いついたのが「サテライト・クリニック」の創設です。本院よりは簡易なものにして、検査も最小限にします。何かあれば本院や近隣の病院へ紹介します。

 診療時間を午後に限ることで、医師もスタッフも現有の陣容で供給できるでしょう。

 すでに基礎工事が始まり、順調に行けば9月にオープンできる予定です。

 どうぞご期待ください。