院長ブログ
引退のお誘い?
最近、よくこんなDM(ダイレクトメール)が来ます。そろそろ引退を考えたらどうですか?といった内容です。
その他にも、M&A(企業の合併・買収)の会社から事業案内も送られて来ます。差出人は企業名だったり個人だったりしますが、あなたは誰? こんな手紙を医師会名簿(昔は医師会で販売していたそうですが、さすが今は非公開になっているはず・・)から探して、送っているのかな?
これは医院だけではなく、自宅にも届きます。医院の情報はネット上とかにも公開されていますから、容易に入手できるでしょう。でも、自宅となると、困ったものです。どこでそんな情報を仕入れてくるのか、恐ろしくなります。
最近は少なくなりましたが、マンション購入の誘いの電話がよくかかってきました。医院では、受付に「それらしいのは取り継がない」ように言ってあるので、大体はブロックされるのですが、時々それを「突破」してくる輩(やから)がいます。
用件を言うと切られるのは分かっているので、院長の友だちのような馴れ馴れしい言い方をするようです。事務さんも優しいので、それに「騙され」、私に電話を繋いでしまうことがありました。
そんな電話は、かえって失礼ですし、診療妨害にもなりかねません。「用はありません!」ときっぱり断り、電話を切ります。きっと、昼寝中にかかってくると激怒しているかもしれません(笑)。
そんな電話の掛け方をすれば、仮に相手を電話口に呼び出すことができても、絶対に(!)成約することはないですよ。そもそも話すら聞いてもらえません。
営業マンも電話数を稼ぐだけで、多くは期待していないのかも。ノルマがあるのでしょうね。考えてみれば、その人たちも可哀想な状態に置かれているのかもしれません。
こんな「迷惑電話」が最近はかからなくなってきたようです。きっと、戦略的に間違いだって気づいたんでしょう。
マンション購入とは意味合いが違いますが、このところ目立つのが、先に紹介した「引退」や「M&A」です。なんとまあ、親切な話をしてくれるものです。
でも、それが儲かるからやっているのですよね。慈善事業ではないし、地域医療のことを考えてのことでもありません。
確かに一般の勤め人としては、もう退職なのでしょう。年金をもらって、次の人生のステップに進んでいてもいい頃です。
他方で、開業医には定年はありません。やり続ける意欲と体力があれば、死ぬまで続けることができます。いずれはそんな日がやってくるわけですが、そうすぐにお迎えがくるとは思っていません(本当にそうなのかは、神のみが知る・・)。
まだまだ、もうしばらくは、しぶとく現役小児科医師を続けていきたいと思っています。あと何年? 十何年? 二十何年? 三十何年?
でも、みんなに迷惑をかけるくらいになったら、辞めましょう。でも、その時は自分で幕を下ろすことができなくなっていたりして・・
まだ先のことは良くわかりませんね。以上、年寄りの戯言(たわごと)でした。失礼しました。
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