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院長ブログ

病児のお迎えサービス

⭐︎1丁目1番地かな?

上越市の新年度予算が可決されました。
昨年秋に初当選した中川市長の、初めての予算。
さて、新市長の思いやカラーがどのように描かれているのでしょうか?

そんなことを検証する企画だと思います。
本日から新潟日報の紙面に連載が始まりました。

その第1回は「子育て・福祉」。
革新系の市長さんが一番力を入れたいところなのだと思います。

その中でトップに取り上げられたのが「病児のお迎えサービス」。
急に体調が悪くなったお子さんを園や学校に、親御さんの代わりに迎えに行くというサービスです。
病児保育事業の内容をさらに充実させることができ、より手厚い子育て支援につながっていくものと思います。

病児保育事業の一環として行いますので、先に病児保育の登録をしていただく必要があります。
要請があった時には、当院病児保育室のスタッフ(保育士、看護師等)がタクシーに乗って園や学校に行き、お子さんを乗せて病児保育室にお連れします。
希望があれば、かかりつけ医の診察を受けに行くことも可能です。
保護者の経済負担はタクシー代(実費)ですが、2000円が上限です。

国の病児保育事業の中にあるシステムで、それを利用することで、事業費の3分の1は国が、3分の1は県が補助することになっています。
ここに事業費が年額630万円とありますが、市が支出する額はその3分の1。
さらに、この中にタクシー代金が含まれているため、利用が少ない場合は市からの支出はさらに少なくなります(逆に利用が多いと、持ち出しが多くなりますが)。
(こんな内情を話していいのかな??)

まだこれから始まる事業ですので、実際にどれくらいの利用があるのか、見通しがつきません。
また使い勝手がどうなのかなど、内容を充実するための課題は多いことでしょう。

ともあれ、制度としてこのようなお迎えサービスが予算化され、市の事業としてスタートする意味合いはとても大きいのだと思います。

新市長の政策の1丁目1番地に位置するのかも。
それを期待して、こんなふうな記事の取り上げ方になった、というのは、ちょっと言い過ぎかな。

(新聞記事は「新潟日報」3月29日付紙面から)