院長ブログ
プロジェクトW
この度、当院付属の病児保育室を増築することになりました。
7月に起きた「定員超過」事件(!?)を契機に、より良い保育環境を整備する必要があると考えたからです。
直接のきっかけは、RS感染症の大流行により、利用希望が殺到したことです。
定員を25名としていますが、困った親御さんのセーフティーネットとしての性格上、できる限りお応えしようと思っています。
開設から20年が経ちますが、これまではお断りすることなく、お預かりしてきました。
最高で40数名のお子さんを保育したこともあります。
しかし、7月1日はそれをさらに上回る51名の預かり希望がありました。
限界を遥かに超えているので、親御さんにお願いし、調整をすることになりました(この日は実際は49名の預かり)。
定員を上回る利用を想定して、保育室も大きめに作り、保育士も多めに確保してあります。
とはいえ、定員以上のお子さんを預かると、部屋が狭く、隔離の部屋も不足しがち。
保育士の増員も必要かもしれないけれど、すぐにできることではありません。
でも、物理的スペースを確保するのは、比較的容易にできるかな。
構想2か月(笑)、早いのが取り柄です。
設計士さんと打ち合わせをし、図面を引き、諸官庁などの認証も終わり。
昨日は建設会社の見積もりをいただき、即日契約しました。
今月中旬に着工し、11月末には引き渡しまで進みそうです。
畳10畳の居室のほか、洗面所・トイレ、物置(乾燥室)、渡り廊下というシンプルな構造です。
ですが、これだけでも十分な機能を果たしてくれるでしょう。
隔離部屋のほか、大きいお子さんにはちょっと静かで落ち着いた環境も用意できそう。
その日、その日のニーズに合わせて利用方法を変えることになりますが、大きなコマを持つことができそうです。
工事が始まると、医院の駐車場の一部(保育室前の4台分)は使用できなくなります。
あらかじめご了承ください。
もし冬になり、インフルエンザなどの流行が始まったら・・
そんな心配もしていますが、ボーナススペースも使いこなして、さらにパワフルな病児保育室として機能することができるでしょう。
どうぞご期待ください。
※プロジェクトWの「W」はわたぼうしのイニシャルから取りました。
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