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院長ブログ

熱中症に注意を!

厳しい暑さが続いています。当地では今日は33度台。私が外に出るのは通勤の時だけですが、その時間帯(朝は8時頃、夜も8時頃)ですら、外に出るとムッとする暑さを感じます。まして、日中はものすごい暑さなんだと思います。

外来に来ているお子さんたちも、熱はないはず(予防接種のための来院など)なのに測ると37度台後半になっている子もいます。熱中症の前段階?? 涼しいところで休んだ後に測り直すと平熱に戻っていることも多いです。

こんな猛暑の中にいれば、具合が悪くなるのも起きるでしょうね。子どもは体温調整が未熟なので、熱中症になりやすく、より注意が必要です。

先日、悲しい事故、いや事件が起きました。登園時にバスに乗せたまま、夕方までそのバスに閉じ込められた5歳の子のことです。

ニュースを耳にして、悲しい気持ちと同時に怒りの気持ちも湧いてきました。どんな管理がなされていたのか。預かっている子どもたちを大切にしている様子が見られません。

バスに乗っていた職員は園長が1人。降車時の人員確認はなし。これだけでも重大なミス。管理責任が問われます。「業務上過失致死罪」が成立し、園長は刑事責任を問われることでしょう。

それでも、この子は帰ってきません。親御さんやご家族の方々のお気持ちを考えると、胸が詰まります。

このような事故(事件)はこれまでも起きています。もうやめてほしい。2度と起きないよう、保育園はしっかり対応してほしい。

この件については、まだ色々と考えることがあります。私には小児科医という立場とともに保育室の設置者という立場もあります。いわば当事者になりうるものです。

日を変えて、多少は掘り下げてお話をしてみたいと思っています。