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院長ブログ

七夕に思うこと

☆七夕

今日は7月7日、七夕です。
医院や保育室では、子どもたちに願いを書いてもらって、飾りを作るのが毎年の慣し。
その中で季節感を感じていたものです。

今年は何もしていません。
いや、できませんでした。

主には病児保育室の保育士さんが担当していますが、今年はめちゃくちゃ忙しくしています。
日々の病児保育に全力投球。
ほかに使う余力がなかったというのが、本当の所です。

保育の内容としては、季節の催しがあります。
そういったものを生かしながら、子どもの心の発達を促していきます。
病児保育とはいっても、基本的には保育です。
その部分を大切にすべきです。

でも、それができませんでした。
サボっているわけではなく、やろうと思ってもできない状況でした。
この間の利用数の増加が、その主な原因なのでしょう。
事故が起きないようにするだけで、精一杯というのが正直なところです。

う〜ん、あんまり良い状態ではないですね。
保育士に余裕がなくなれば、子どもへ良い接し方ができなくなります。
カリカリし、イライラしている保育士になってしまったら、子どもたちも安心して体と心を委ねてはこなくなるでしょう。
(決して今のわたぼうしがそうなっているわけではありませんが)

今は異常事態、あるいは非常事態です。
これから先、状況が落ち着いてくれば、余裕を持って保育できるようになるでしょう。
子どもたちの感染症流行の程度が軽減することが第一の条件。
でも、それを待つだけではなく、病児保育の体制を、さらに強固なものにしていくことも必要でしょう。
では、何を、どのようにしていけばいいのか。
まだその方策が見つかりませんが、でも待った無しだというのも良く分かりました。
知恵を使い、必要ならお金も使って、病児保育をさらに拡充していこうと思っています。

写真は、昨日訪れたある高齢者施設の七夕飾りです。
コロナワクチンの接種のために出張した際の写真。
数年前までは、母がこういった施設に入所していたので、見慣れた風景でした。
母が亡くなり、足が遠のいていました。
仕事ではありますが、施設を訪れ、母の存在を少しだけ感じたところです。