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院長ブログ

リモート会議

☆Zoom 会議

先日、ある方とリモートで会議をしました。
東京在住の方からのインタビューの申し入れでしたが、コロナ禍ですので直接の面談は難しい。
ということで、Zoomを使って会議をすることになりました。

このところ、こういったリモートでの会議が時々開かれるようになりました。
ITには疎い高齢者にとっては、ハードルは高いのですが、必要に迫られてやっているうちに、だんだん慣れてきました。
最近までガラケーにこだわっていた私ですが、世の中の流れには逆らえません。
今では時代に身を任せ、流されることに抵抗がなくなってきました(年取っただけかな?)。

この方は園田正樹さん。
東大産婦人科の医師ですので、園田先生というべきかな。
起業家でもあり、全国の病児保育に広く、深く関わっています。
「あずかるこちゃん」というネットワークシステムを作り、全国に普及させています。
多くの病児保育施設は小規模で、さらに都市部では複数の施設があります。
複数の施設を結ぶネットワークがあれば、親御さんの申し込みも楽になり、施設側も運営の負担がずいぶん軽減します。
そんな、両者がウインウインの関係になるシステムが「あずかるこちゃん」です。
この業界ではとても頼もしい存在なんです。

ちなみに、当院ではこのシステムは不要です。
当院だけで完結しているからです。
予約は断らない、定員を超えていても大丈夫。
キャンセルが出ても気にしない、むしろ大歓迎。
予約するのもネット上で完結。
真夜中でもOK。
そんな「強固な病児保育」にしてきたので、ほかのシステムが入り込む余地は無いのです(笑)。

そんな中でも園田先生とお話をしたのは、高校の後輩にあたることを知ったからです。
私の同級生のお子さんの親友でもありました。
同郷の師となれば、むしろ色々お話がしたくなりました。

Zoomで1時間ちょっと。
聞かれるままに(もしかしたら、聞かれた以上のことを)お話ししました。
私が病児保育に取り組んだきっかけ。
「わたぼうし」に込めた思い。
実現までの軌跡。
現場と、これからの課題。

園田先生は病児保育事業にとても詳しいので、具体的なことはきっと想定範囲だったことでしょう。
でも、病児保育で何をしたいのか、何をすべきなのか、そういった「思い」を感じ取っていただけたのではないかと思います。
「思い」が「重い」と感じてたりして(笑)。

お話の中で、私が気づかされることもありました。
基本的には国の制度の中で行っているのですが、制度の詳しい中身を知ってはいなかったです。
全国の様子も、必ずしも把握できていなかったです。
いつの間にか「井の中の蛙」になっていたようです(涙)。
いくつかの有益なアドバイスもいただきました。
もうすぐ20周年を迎えますが、それらを取り入れると、次のステップに向かうきっかけになりそうです。

ところでこの園田先生は、とても笑顔が素敵です。
優しい人柄が現れています。
私なんかよりずっと小児科医に向いていそうですね。
楽しく、充実した時間でした。