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院長ブログ

東京マラソン2021は中止!?

今年の東京マラソンは10月に予定されています。新型コロナの流行がまだ収まっていない中での開催は、何かと心配になります。

主催者からは、感染予防策についての規約が示されました。その中には、ランナーにとって驚愕するような内容が書いてあります。

例えば「手荷物は、お預かりいたしません。 また、スタートエリア・フィニッシュエリアで放置されたものはすべて廃棄いたします。」とあります。

え?? 荷物を持って走れということ?? 着替えはどうするんだろう。走り終わった後、汗だらけになったウエアや下着は全て着替えてから帰ります。最小限に絞っても、そこそこのボリュームになります。ウエストポーチで足りるはずはなく、リュックを背負って走ることに・・。

東京近隣ならまだしも、それ以外のランナーは前泊しないと参加できないです。そのための荷物はもっと大きく、重くなります。

スピードを競うエリートランナーもそうするのかな? スピードが出るはずがありません。私のような一般市民ランナーは、やっとの思いで走っているのに、荷物を背負ったら、数キロも走れないし、完走はまずできないでしょう。

そんな、全てのランナーが、大きな荷物を背負って走っている大会なんて、見たことがないですよね。

こんなことも書いてあります。「更衣可能な場所は、フィニッシュエリア付近の屋外のみを予定しています。」更衣室を作らない・・感染予防で密集を避けるという意味なのでしょうね。

でも、屋外で着替えをする!? 男性ならまだしも女性も??? 男性でも「公然わいせつ罪」に問われかねない(泣)。まして女性なら・・。考えただけで、おぞましい状況です。

公序良俗に反することを平気でやろうとしている主催者は、この時点でもう失格でしょう。

ある報道では、途中リタイアしたランナーをゴール地点まで運ぶバスは準備しないとのこと。各自で公共交通機関を使って、帰ってくれと。

これは命に関わること! 状態が良くないからリタイアしているのだから、自己責任で対応せよというのは、主催者としての責任放棄。今の政権が「まずは自助」と言っているのと一緒。「公助」を放棄するなんて、何というマラソン大会。

それに、私のような田舎者には東京の交通が分からないぞ。具合が悪い上に、迷子になるランナーが出るかも。

こういったことを平気で決めるのは一体何なのだろう。ランナーとして走ったことがなく、大会を実際に運営したこともない人たちばかりなのか。ランナー目線でなくても、常識として考えれば分かりそうなのですが。

もしこんなふうにマラソン大会を開催したら、ランナーは大迷惑。事故多発。死者が出るかも。マラソン界の黒歴史に残るような、恥ずかしい大会になることは間違い無いでしょう。

それとも・・もうすでに実行は断念しているのかも。でも、前に控えている東京オリンピックを強行開催しようとしている建前から、秋のマラソン大会は、まだ形は残して置かないといけないという「大人の事情」があるのでは。

私は今年の大会にはエントリーしていません。昨年の大会がなくなり(超エリートだけで実施)、エントリーの権利を2021年(10月開催)か2022年(3月開催)のどちらかに移行できることになったのですが、こんなこともあろうかと、2022年を選びました。そう簡単には新型コロナは終息しないと見たからです。

私の予測・・2021年の大会は中止。その前に東京オリンピックが中止に!! そして2022年は何とか開催できるかな。いやそれも危ういかも。

いつになったらちゃんとした大会が開けるのだろう。気持ちよく走れるのだろう。まだまだ先は遠そうです。