MENU

院長ブログ

街中の限界集落

今日の朝刊に、近隣の方が亡くなったとの記事を見つけました。我が家の2軒隣りになるお家です。すでにご葬儀も済ませているとのこと。コロナ禍でのことなので、大袈裟にしないことが多いようですね。

確か今年の春ころはお見かけし、多少言葉を交わすことがあったかと思います。ご高齢ではありましたが、クルマの運転もされ、ご夫婦で出かける様子も見かけていました。

取り急ぎ、ご挨拶に行ってきました。今年の夏前から急にお具合が悪くなったとのことでした。ご家族の方もさぞ大変な思いをされていたことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

自宅を出て数十歩の所での出来ごとですが、それを新聞で知るというのも、今の世の中ならではでしょうか。近所付き合いが下手なのでしょうね。

今の場所に自宅を構えて4半世紀(古い言い方なのかな? 通じない人がいるかも。25年のことです)。当時に比べると、だんだんを寂しくなってきました。

我が家も子どもたちが巣立ち、老夫婦(泣)だけに。周囲の家からも、子どもたちの声は聞かれなくなりました。家そのものも、何軒かが無くなり、空き地が増えました。

お隣は病院の医師用住宅ですが、入られていた先生が定年になり、そこから去って行きました。空き家になり、夜に電気がつかず、真っ暗になっているのを見ると、寂しさが募ります。

日本中が少子高齢化の嵐が吹き荒れています。私のご近所が先を行っているのかも。「子なし、家なし、高齢者のみ」。もう少ししたら、寿命の壁が待っていることでしょう。まさに限界集落です。

街中にありながら、寒々として状況です。今朝、落ち葉拾いをしながら、そんなことを考えていました。