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院長ブログ

ふるさと納税で町を応援しよう

先日、Facebookに次のような投稿をしました。

「⭐︎ふるさと納税で4630万円を集めよう! 返礼品なしで、使用目的を振込み間違いの補填に。きっと集まると思う。私も乗るよ。誰か、役場に提案してみてくれないかな?(今のところはまだやっていないみたい)」

何の話題なのか、もう皆さん分かりますよね。ある町で住民の一人に多額の間違った振込みをしてしまった「事故」です。その後、この住民はこの金を他に送金し、ネットカジノで使ったと話をし、自ら返金することを拒み、警察に逮捕される「事件」になりました。

ある日突然、それまでわずか数万円しかなかった銀行預金に、役場から多額の振込がありました。これが数千円くらいだったら、気が付かずに使っていたかも。でも数千万円! 通帳の記帳をするか、ネットバンキングをしていれば(していたようです)手元のスマホの画面で、どこから入金かはたちどころに分かります。

誠意ある人であれば、いや、普通の人であれば、すぐに役場に連絡をするでしょう。間違っての入金は明らかなのですから。

それをせずに、そして役場からの働きがあったにもかかわらず、全額を使い込んだのですから、悪意あるいは犯罪意識があったのは容易に推測できます。当然、刑事罰に相当することでしょう。

もとを言えば、役場の職員のミスがきっかけです。その意味で、行政側にも一定の「過失」があったわけで、この青年だけを攻めるのは酷かもしれません。

でも、一方で役場の職員を責め立てるのはどうなのでしょうか。聞くところでは、会計の職員はわずかに二人で、その一人は新人なのだとか。

業務にまだ慣れず、フロッピーディスクなどという前世紀の遺物(?)とも言えるような道具をまだ使っている古いシステムがまだ動いている中で起きたミス。あまり強くは責められないと思います。

きっとこの職員は落ち込んでいることでしょう。町も、役場内も暗い雲が立ち込めているかもしれません。

返ってくる見込みがないお金ですが、それくらいなら「ふるさと納税」を上手に使えば、全国から集まってくるのでは。そう考えて、先のメッセージを出しました。

「いいね」をしてくれた人もいるので、もしかしたら、少しは世の中にアピールできたかな。

そうこうしているうちに、9割ほどのお金が決済代行業者から町に戻されることになったそうです。彼のお金そのものではなく、業者が立て替える形での送金だそうですが(業者にとって、痛いところを突かれる前に事態を変えようとした??)。

実は私はこのメッセージを出した後に、自らこの町へふるさと納税を実行しました。13,000円の納税で、お返しはジャム3瓶。さらに「追加納税」ができるシステムだったので、○万円をオン! 気前よく支出しました。

そこには次のような文を添えておきました。

「この度の誤送金では、役場の皆さん、特に担当の方はとても心を痛めておられることと思います。ふるさと納税を通じて、応援させていただきます。皆さんのお気持ちが少しでも軽くなることを、そして財政面の負担がなくなることを願っています。このふるさと納税に、返礼品なしでもいいので、使途を明示して募ってはいかがでしょうか。きっと全国から支援が寄せられると思います。」

町や役場にとって、既にお金の心配はいらなくなっているようですが、問題は心の傷。職員の方々が、また平穏な日々を送られることを、遠くから願っています!