
院長ブログ
2025年11月 一覧
インフルエンザの更なる流行
インフルエンザ患者数が爆発的に多くなっています。先週が175人で、それでも多いと思っていたのですが、今週はなんと357人!!
きっと過去最高だと思います。例年より早く、大規模に流行がおきました。
これはおそらく変異株が原因だと思います。今春、イギリスで発生したH3N2のサブクレードKという変異株が、瞬く間に世界中に拡がりました。
免疫を回避する力が強く、これまで罹患することによって得られた「抵抗力」があまり役立ちません。ワクチンも同様です。
こういった「新種のウイルス」が流行する時は、ペースが早いのが特徴です。流行の開始時期も早いし、ピークに達するのも早い。ついでに、流行の回復期も早く訪れると良いのですが・・
今、インフルエンザ予防接種を行なっています。接種が始まって2ヶ月目。いつもの年ならこれでいいのですが、今年は本物のインフルエンザの方が早く始まっています。困ったことです。
でも、受けないよりは受けていただいた方が良いです。重症化の阻止にもなります(ワクチンを受けた方が、入院をする比率が下がっている)。また H3以外のインフルエンザが流行することも心配です。
多くの患者さんが来られていますが、脳炎・脳症などの重症化しないよう願っています。
インフルエンザ大流行
先週のインフルエンザ患者さんは170人ほど。1日に20〜30人ほどになります。
その前の週が40人ほどでしたので、急激に患者数が増加しました。大流行です。
地域の中で、特に偏りはないようです。どこでも流行しているのでしょう。
インフルエンザの型は全てがA型です。一時期B型も少しいたのですが、今ではA型一色になりました。
今流行しているのはH3N2型だとのこと。しかも変異株(亜型)なのだとか。
この変異株が重症化しやすいのかは分かりませんが、通常のインフルエンザでも高熱、悪寒、関節痛、筋肉痛などが強いです。
今後どうなるのか? まだ終息することはあり得ません。もう少し多くなるでしょう。それを過ぎても、B型インフルエンザが出てくるのかも。
今年は早く始まったインフルエンザの流行ですが、このまま冬を迎えそうです。
どうぞ、十分に警戒していてください。
写真は今日の高田公園です。お天気が良く、多くの家族づれが来られていました。

「空白時間帯」
11月から水曜午後の外来を始めました。2週間たったところです。
一定の宣伝効果があったのか、そこそこの患者さんが利用しています。嬉しいです。
水曜午後は当地の小児科の「空白時間帯」です。どこもやっているところがありません。
他の日よりも少なめだと思いますが、それでも一定の「需要」はあるはず。院内の体制を整備して、何とかやり抜こうと思っています。
これまでの2回は副院長が担当しました。次の2回は院長の担当です。さてどうなるやら。
ご期待ください。
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