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2007年12月31日

2007年もお世話になりました!

 思いがけずご無沙汰をしていまいました。年末の忙しさに加え、東京で所用があり、仕事納めのあとは上京。そして今日の午後、やっと帰ってきました。

 この一年、いろいろとお世話になりました。このブログを一応続けて来られたのも、ときどきいただく読者さんからの反応です。プラスのお話を聞くと嬉しくなりますし、書きたいと思っていることをもっとたくさん書こう!という気持ちにになります。

 来年もまた、つまらない内容の「院長ブログ」を続けているはずです。どうぞよろしくお願いします。

 ところで東京は晴天でした。私のいた所からは富士山がきれいに見てたほど。その東京を午前中にあとにして帰ってきました。お天気が心配だったので、早めの帰郷です。

 太陽がサンサンと降り注ぐ東京から新潟に近づくほどお天気は悪くなってきました。埼玉県はまだ晴れていましたが、次第に風が強くなり、給油したサービスエリアでは風が強いなと感じました。

 群馬県に入ると次第に雪が舞うようになり、気温が下がってきました。自動車の運転席にある路面温度を示す数字は、最初は2桁でしたがそのうちに1桁になり、長野県に入るころからマイナスを示すようになりました。

 昨日から天気予報は注意して見ていましたので、新潟や長野は雪だということは頭では分かっていました。それが実感できたのは対向車が屋根に雪を積んで走っているのを見たときです。きっと前日から長野県内で停めてあった自動車なのでしょう。20センチくらいは積もっていました。

 トラックやワンボックスカーは全面を雪で白くしたまま走りすぎていきましたが、そんな様子を見ると、いよいよ自分が「白い世界」に入り込むんだな、と緊張してきました。

 私の自家用車は四駆。もちろん雪道用のタイヤ(スタッドレスタイヤ)をはいています。ですから雪道には強いはずですが、そうはいっても雪道は「悪魔の住む道」! 油断は禁物です。

 結果としては渋滞もなく、事故などによる通行止めもなかったので、わりとスムーズな運転でした。でも・・普通の道の何倍も疲れてしまいました。

 2007年(平成19年)の最後の日に、大西洋側から日本海側までを一挙に横断するとはおもいませんでした。これでもう怖い物なし・・!?

 来年もまた宜しくお願いいたします。どうぞ良い新年をお迎え下さい。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年12月26日

銀行の仕事納めは?

 暮れも押し迫ってきました。年末まで今日を入れても6日。「♪もう6日寝るとお正月・・」

 クリスマスも終わり、そろそろ月末・年末の準備をしなくてはと思ったとき、「え〜!」と驚いたのは銀行のことです。以前は大晦日まで営業していましたが、近年は30日で終わり。それだけでもいつもの月より早いのに、今年はさらに早くなっています。

 30日は日曜、29日は土曜・・いずれも銀行がお休みです。ということは、今年最後の営業日は28日(金)。今日を入れても3日。

 零細企業の経営者としてはお給料や各種の支払いには気を遣っています。もし遅配をしたら、職員や業者さんにご迷惑をかけてしまいます。滞りなくきれいに支払ってこそ、経営者としての誇りも持てるというもの。

 支払うお金の有無だけではなく、支払い期日も問題になります。大半は銀行振込であり、件数も多いので前日までには書類を用意しておかなくてはいけません(いざとなれば当日になってもできますが、私の場合は診療があるので、会計のことにかまっていられないことも)。

 今月のように、月末に銀行の休業日が重なると準備する期間が短くなり、きちんとスケジュール管理しておかないと、思いがけず送金しわすれてしまうこともおきてしまいます(過去にそんなこともありました・・)。

 ということで、今年の年末は29日のさらに前日、つまり明日が送金手続きを依頼するデッドライン。そして今日が書類作りの日となりました。忘れずにその仕事をすませ、ようやく落ち着いたところです。

 さて、あとは診療をきちんと行うことです。明日からの3日間、きっと外来は混むことでしょう。それが終わってからやっと年末になります。仕事納めまで、頑張ります!

投稿者 tsukada : 23:43

2007年12月25日

メリー・クリスマス!

 昨日はどんなイブの夜を過ごされたでしょうか。おごそかな聖夜を楽しまれたことかと思います。

 今日は連休明け+冬休みということで、とても忙しい外来でした。インフルエンザの流行が始まったというのに、まだインフルエンザ予防接種を実施しています。そこにウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行などが重なり、“野戦病院”のような様相。

 そんな中でも子どもたちにクリスマス気分を味わってもらいたいと思い、ささやかなプレゼントをお配りさせていただきました。

 クリスマス・ツリーは場所の関係で置くことができませんが、フィギアをクリスマス用にしたり、リースを飾ったりしてみました。

 職員の服装をサンタじするというのもいいかなと思い提案したことがありますが、却下。それならと、クリスマスの時には私が赤いトレーナーを着ています。年に一度のクリスマス・バージョンです。

 おまけに靴下もクリスマスだけの限定版。なかなか可愛いでしょう(*^_^*)

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 もっとも普通にジーンズをはいていたので、気づいた患者さんはまずおられないでしょうね(-_-)

投稿者 tsukada : 20:03

2007年12月24日

メリー・クリスマス(*^_^*)

 今日はクリスマス・イブ。もう冬休みに入っている子どもたちも多いことでしょう。明日の朝はプレゼントをもらえるかな? 今頃は楽しい夢を見ながら眠りについていることでしょうね。

 年末のこの忙しい時期に連休とは、嬉しい限りです。カレンダー通りに診療しているので私にとっては2連休ですが、ふだんできない仕事を終わらせることができました。

 その一つが雪の対策。自宅ベランダはワンちゃんの遊び場になっていますが、冬の間はそこに雪が吹き込んできます。それを防ぐために波板を貼っています。

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 自宅を新築するときに大工さんに頼んで作ってもらったものですが、着脱は私の仕事。全面をおおうことができるようになっていますが、そうすると家の中が暗くなりますし、ワンちゃんも外の景色が見られなくなります。最近は一部だけをおおうようにしています。

 その次に行ったのが「消雪パイプ」の設置。雪が降ったときに、くみ上げた地下水を撒いて雪を溶かすシステムです。これも建設時にすでに鉄管を埋め込んでありますので、そのまま使うこともできます。玄関周りなどの一部はビニールホースをつないで、そのシーズンだけ設置します。

 肝心なのは地下水くみ上げ用のポンプの整備。春から秋にかけて使用していないので、サビのためか、簡単にモーターが回らないこともあります。手動でゆっくりモーターを回してから電気を入れてみます。

 地下水のでるところまでパイプが埋めてありますが(だいたい数メートル)、その中に水が入っていないといくらモーターを回しても空回りするだけ。こんなときはパイプに上から水をいれ、地下水をくみ上げやすくします(これを「呼び水」といいます)。

 そんな準備のあと、いよいよのスイッチを入れ、モーターを回してみます。一回で地下水がでると喝采です(今日はもちろん成功! 「一人喝采」をしていました)。

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 その後、配管のつまりがないか調べます。管に穴を開けてあるだけの単純な構造。もし出の悪い箇所があれば針金をその管に通して、つまりをとります。地下水に混じっている砂や土、あるいは赤サビのことが多く、簡単に水がでるようになります。

 「消雪パイプ」は雪国ならではのもの。東京などで住んでいる方にとっては珍しいでしょうね。初めて見る方もいるのでは? (「消雪」という単語も一発で変換されないくらいですから、知名度はよほど低いのでしょうね。)

 雪国の生活をパワフルに応援してくれるシステムですが、難点もあります。地域でいっせいに地下水を汲み上げると地盤沈下がおきることです。地下の水脈が涸れてしまうこともあります。

 大切なことは「節水」。上水道と同じですね。必要な時間帯に、必要なだけの地下水を使うことにつきます。言い換えれば、不必要に大量の地下水を汲み上げないことと、不必要な時間帯には汲み上げないこと。

 人間が雪の降り方を見て、自分で調節すれば一番いいのでしょうが、なかなかできるものではありません。夜から雪になる時にはたまたま起きていなければ手動では対応できません。昼間に降り始めても、仕事中であればそのまま雪が降るのにまかせるしかありません。

 そこで登場したハイテクがこれ。自動で消雪ポンプのスイッチをオン・オフしてくれます。心強い器械です。(ポールの左下に着けられているのが主装置、右の上に突き出ているのが降雪センサーです)

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 おかげで雪が降り始めてもスイッチをオンにすることができないことはなくなりました。夜でも、日中の外出中でもOKです。仕事から帰ったときも、ちゃんと雪を消しておいてくれます。

 そして何よりも消し忘れがなくなりました。雪がやんでもそのまま消雪パイプがつけっぱなしということも、以前はありました。今ではもうそれがありません。夜中から雪になりそうだと天気予報が伝えると、まだ晴れていても消雪ポンプのスイッチを入れておくことがありましたが、今ではそんな心配はいりません。器械が自動で制御してくれます。

 雪そのものの降り方を調べて制御する部分と、センサーが感じる“体感気温”によって制御する部分の2つがあります。その性能は、使ってみて実にしっかりとしていると感じています。

 同じ制御システムは医院でも採用しています。医院の駐車場は広く、消雪ポンプは全部で4基。私道をはさんで向かい側と分かれているため、制御の機器も2つあります。

 以前、小児科医院はいろんな検査機器が入っていて「重装備」になってきたと書きましたが、診療に直接関わらないことでも「重装備」になっています。

 雪は当地の宿命ですが、それをうまくコントロールしていくテクノロジーが少しずつ確立してきているかのようです。それでもやっぱり・・雪がたくさん降るのは困りますね。今冬はどうなのか、心配しているところです。

投稿者 tsukada : 18:03

2007年12月22日

冬至

 今日から冬休み。例年よりも少し早くから始まっているようです。園や学校が休みになるということで子どもたちは喜んでいることでしょう。でもお母さん方の心境は??

 年末年始も控えて忙しくなるときに、もう少し子どもの面倒をみてくれてもいいのでは・・そんなふうに思っておられる方も少なくないのでは。ご苦労さまです。

 今日は「冬至」。一年で一番昼が短く、夜が長いといわれている日(実際は多少ずれているそうですが)。確かにこのところ、朝、明るくなるのが遅く、なかなか起きられません。夕方は早くに暗くなり、午後の外来の途中から外灯を煌々と照らすことが多くなりました。

 これから冬が深まってきます。寒さが増し、新潟は雪に埋まることでしょう。そして・・インフルエンザの流行も心配です。

 例年よりとても早く始まったインフルエンザの流行は、当初いわれていたほどの勢いがなかったような気がします。幸いなことに子どもたちが冬休みに入ることで、いったん下火になってくれるのでは。でも3学期のことは分かりません。それなりの覚悟をしておかなくてはいけないかも。

 当院でもインフルエンザ予防接種はそろそろ終わりに近づいています。土曜午後の専用外来もいちおう今日で終了(1月上旬も希望者があり、短時間行うことになっていますが)。あとは本物のインフルエンザをどんと構えて待っているだけになってきました。

 以前はインフルエンザの検査キットが足りなかったり、タミフルなどの抗インフルエンザ薬の供給が足りなかったりという騒ぎがありました。今シーズンはそんなトラブルもなく、インフルエンザ流行時の診療体制は問題がないようです。

 もっともタミフルと異常行動の関連についてはご心配される方も少なくありませんし、厚生労働省からの指示で10歳代にはタミフルは使用しないこととなっています(異常行動の原因はまだ解明されていませんが、インフルエンザにかかるだけで異常行動をおこすことが少なからずあり、タミフルとの因果関係は薄いのではないかという意見も多くなっています)。そんなことを気にしながらの診療ですので、インフルエンザの流行が大規模になると、その対応が間に合わないことになってしまうかも。

 そんな事態にならないよう、看護師の増員なども含めて診療体制を強化してきました。その成果がこの冬はきっと現れることでしょう。当院の平素からの「危機管理対策」が、万全とはいいませんが、それなりに充実させることができたことを、心強く思っています。

 しかし1つだけ・・そして最大のウイークポイントがあります。それは医者が一人しかいないことです。個人の診療所ですので、この点はいかんともしがたいところ。ときどきは子どもたちから感染症をもらい、病気になることもありますが(なにしろ毎日「ウイルスのシャワー」を浴びていますから)、それでも診療に大きな支障をきたすことは今まではありませんでした。

 皆さんにはよく「体調管理に気をつけて」とお話ししていますが、むしろそれは私自身に向けられるべき言葉のようです。「医者の不養生」にならないよう、気をつけておきましょう。とりあえずは・・飲み過ぎ、食べ過ぎに気をつけることから、ですね(^^;)

投稿者 tsukada : 23:59

2007年12月21日

通信簿

 小中学校は今日で2学期が終わるところが多いようです。明日は土曜でお休み、明後日の23日は祝日・・。例年より早く冬休みに入っていくようです。

 終業式があり、子どもたちは通信簿をもらって帰宅。そのせいか、午後から夕方にかけて大きな子どもたちの受診がとくに多かったようです。

 市内のいくつかの学校でインフルエンザが流行し始めて心配していましたが、もしかしたら来週はもう小休止するかも。というのは、子どもたちが集団生活をしていると感染症の流行が拡大しやすいのですが、長期休みに入り、バラバラになっているとあまりはやらなくなるからです。

 でも、たとえ冬休みにインフルエンザが下火になったとしてもそのまま終息するということはまずないでしょう。冬本番を迎えれば、やはりインフルエンザは勢いを増すに違いありません。

 それに休み中もデパートなど、人混みの多い所に行けばそこでインフルエンザをもらってこないとも限りません。やはり十分に注意をしていて下さい。

 子どもたちは2学期の通信簿をもらって帰ってきたでしょう。“評価”はどうでしたでしょうか? 点数で表される成績よりも、担任の先生が書かれたコメントのほうが気になりますね。

 さて、当院ではインフルエンザ予防接種はまだ行っていますが、土曜午後の専用外来は明日で終了。そして1週間ほどで仕事納め。

 そろそろ今年一年の“評価”が気になります。辛口コメントの“通信簿”かも(>_<)

投稿者 tsukada : 18:39

2007年12月19日

塚田家は引っ越した?

 今日、我が家のガスメーターに付けられた張り紙です。

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 ガス栓は閉じられていて宅内でガスは使えません。それだけではなく水道も同じような注意書きが付けられ、止められていました。

 私は引っ越していません。まして公共料金を払っていないなどということもありません。いったいどうしたの!?

 “事件”があったのは今日の昼間のこと。用があって自宅に戻った時、蛇口から水が出ず、ガスも止まっていることに気づきました。周囲で工事をしている様子もありません(水道とガスが同時に使えなくなるような工事はまずないでしょうし、そんな案内もありませんでした)。

 何がおきているのか分からず、まずはガスと水道のメーターのところに行って見つけたのがこの写真の張り紙でした。「え〜!? 引っ越しなんかしてないぞ!!」

 すぐに張り紙に書いてある番号に電話し問い合わせると、間違いだと分かりました。他の家で閉栓作業をしなくてはいけないのに、間違えて私の自宅の住所を指示したのだとか。あきれました。

 実は昨日、ガスメーターのトラブルが実際にありました。ガスを使った暖房システムを採用しているため、ガスを常時使い続けています。担当者の説明では30日間ガスを使い続けていると警告が出るようになっているのだとか。

 ガス漏れを検知するための機能だということですが、暖房のための使用が続いていただけですので心配なことではありません。係の方の説明を聞きながら、自分でガスメーターを正常に復旧させました。

 話はそれで終わっていたはずなのに、大きなおまけがついてきました。私のトラブルを処理中に、他の方から実際に転居の連絡が入ったのだそうです。コンピューターの画面を見ながら対応していたのですが、なぜか私の家の登録画面に「転居のために閉栓」という指示を入力してしまったのだとか。

 その指示を受けて、今日の午前中に作業に来られた結果がこの写真のようになったというのです。

 夕方再度担当者に来てもらい、ガスも水道も再び使える状態にしてもらいました。いきさつを説明してもらい、謝って行かれました。

 経過を聞けば了解可能なミスだったのだと思いますが、それにしても人騒がせな話です。こんなことで半日バタバタとしてしまい、時間を浪費してしまいました。

 本来閉栓をしなくてはいけない家があったわけですが、私からの指摘があってから気づいて、あわてて行ってきたようです。そのお宅にも迷惑なことだったわけです。

 私の帰宅が夜遅くなっていたら、どんなふうに対応してもらえたのかな。朝までガスと水道を使えないままになっていたかもしれないと思うと、ゾッとします。

 コンピューター操作上のちょっとしたミスで大きな問題が発生することもあります。ガスや水道はライフラインと言われているように、市民生活にとってとても重要な業務をしているのだということを再確認してほしいものです。

投稿者 tsukada : 20:16

2007年12月18日

「平成の刀狩り」!?

 私たちはとんだ誤解をしたのかもしれません。アメリカのことを「銃社会」と非難し、日本は銃による犯罪から守られた安全な国だと思っていましたが、それが実は大きな間違いだった・・。

 先日もお話したように、日本には民間に散弾銃などが30万丁「合法的に」存在しています。けっして少ない数ではありません。その他にも闇の社会に「非合法に」多数の銃が隠されていることは公然の秘密です。

 アメリカでも一定の規制がある中で販売され、所持されています。その基準が甘く、ルーズな管理になってしまっていて、たびたび問題にされています。でも全く管理されていない状況ではありません。スーパーやコンビニに銃が売られているというようなことはないのですから。

 かたや日本ではどうでしょう。確かに一般の人の目に触れるようなところで銃が販売されているわけでもありませんし、銃そのものを見る機会もまずないでしょう。銃の数が相対的に少ないからです。

 でもゼロではありません。一定の要件を備えていれば、誰でもが銃を所持し、使用することができます。国家が管理し、規制している点でも、形の上ではアメリカとさほど変わりないのでは。ただその規制の仕方が相対的により厳しいというだけ。本質的な違いはないといってもいいかもしれません。

 佐世保で起きた散弾銃による殺傷事件をみるまでもなく、ひとたび銃を手にすればその後どんな犯罪が起きても不思議ではありません。

 これまで日本が「銃社会」とは無縁な国だと思っていたのは、根拠のない誤解だったのかもしれません。実は日本も「銃社会」であり、所持されている銃は比較すれば少ないけれど、その管理がルーズなのはアメリカと同じなのだということが、やっと白日のもとにさらされました。

 根本的に問い直してみたいと思っています。日本でほんとうに銃を持つ必要があるのですか? 狭い国土で野鳥や野生動物を銃で撃ち殺して楽しむ狩猟という名前のレジャーが許されるものなのですか? 仮にクレー射撃や狩猟を正当なものとして認めたとしても、銃を自宅で保管していていいのでしょうか?

 昔、豊臣秀吉は刀狩りをしました。目的は違いますが、今まさに「平成の刀狩り」が必要なのでは・・。社会に広く存在している銃器をいちど回収してみてはどうでしょう(合法か非合法かを問わず)。非現実的かもしれませんが、日本がまぎれもない「銃社会」にあるのだという現実を直視し、銃のない社会を本当に目指すのであれば、それくらいしなければいけないと思うのですが、いかがでしょう。そんなことを言い出す政治家や政党は、どこかにいないでしょうか。

投稿者 tsukada : 23:50

2007年12月17日

咳エチケット

 12月も後半になり、もう冬に入ってきたようです。小児科外来もすっかり冬のような状況。

 早くから全国的に流行し始めたインフルエンザですが、当地でもここ1週間ほどで少しずつ出始めました。今日も数名の患者さんを確認。

 まだ一部の学校の特定のクラスですが、これから一挙に流行が拡大していかないか、心配しています。

 インフルエンザの拡がるルートはいろいろあります。隣のクラスへの拡大。ある程度大きくなると、違う学年へ“飛び火”することも。部活の中ではやることもあります。その後それぞれの家庭内できょうだいや大人がかかり、さらに地域へ拡がる・・。

 まるでインフルエンザ・ウイルスが生きているかのような動きを見ることができます。もちろん基本は人から人へですので、ウイルスが勝手に動いているわけではありません。

 もしインフルエンザにかかってしまったら(かからないような予防が大切なのは当然ですが)、他に拡げないようにすることも大切です。マスク、うがい、手洗いなど、自分を防ぐだけではなく、ほかの人への伝染を抑えることになります。ぜひ励行を。

 今シーズンは「咳エチケット」という言葉をよく耳にしているのではないでしょうか。これは厚生労働省がインフルエンザ対策としてとくに打ち出したもの。咳やくしゃみをするときに口や鼻をティッシュペーパーでおおい、ウイルスをまき散らさないようにする、というものです。

 咳やくしゃみをすると、周囲1メートルほどがウイルスで“汚染”されます。顔をそむけるだけでも違いますし、もしティッシュペーパーがなければ衣服の袖でおおうようにして下さい。

 「咳エチケット」だけでインフルエンザの流行が阻止できるとは思えませんが、でも周囲の人たちにうつしてしまうことがあるのだということを念頭において対処することは大切です。ぜひ守って下さい。

 本格的な冬を前にして、小児科外来はさきに冬のようになっています。実はまだインフルエンザ予防接種も終わっていません。ワクチンを打つ傍らでインフルエンザそのものが流行しだしているという混乱した状況に困惑しています。

 休み明けの外来はとても混んでいました。来週には子どもたちが冬休みに入るので、もしかしたら感染症の流行はいったん収まるかも。そうだとしたら今週いっぱい頑張れば、何とか見通しができそうです。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年12月15日

銃社会

 昨日、佐世保市で散弾銃乱射事件がおきました。二人の方が犠牲になり、子どもを含む何人かの方がケガをしました。

 当初は犯人が分からず、銃を持ったまま逃亡したということで、近隣の方々はさぞ心配されたことでしょう。今日の朝方に、銃で自殺したと聞き、とりあえずほっとしました。

 事件の原因はまだよく分かっていないようですが、殺された被害者の方と同級生だったとのことで、何かのトラブルがあり、事件に及んだのでしょうか。それにしては全く関係のない方々が死傷しているわけで、卑劣な犯行に心が痛みます。

 日本は銃の規制が厳しく、これまでは銃による犯罪にあまり関係がないと思っていました。でももはやそんな状況ではないようです。

 報道によれば合法的に所持されている散弾銃などが30万丁ほどもあるとか。よく裏社会の違法な銃所持が問題になりますが、表社会でも実はそうとう多くの銃が出回っているということを直視する必要があります。

 ひとたび銃を所持することができれば(その時に法に基づく要件を満たしていれば)、その後犯罪に使用することも容易なのだということを、今回の事件は明らかにしています。

 今週の日曜にも、自宅でライフル銃を手入れ中に子どもが触って暴発し、きょうだいが亡くなるという事故もおきています。悪意による犯罪に使用されなくても、事故の危険はたえずあります。

 今回の悲劇をきっかけに、日本での銃所持や管理についてもしっかりと再検討することを強く望みたいと思います。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年12月14日

灯油高騰

 灯油価格が急上昇しています。雪国にとっては生活、いや生命に直結するような大問題です。灯油を十分に買えないために辛い思いをする人たちもそうとう出てくるかもしれません。何とかしてほしいものです。

 医院でも毎冬ずいぶんと灯油を使用しています。全館換気システムに組み込まれている熱源装置が灯油を一番使っているようです。わたぼうし病児保育室の床暖房も灯油を使う方法です。エアコンで暖房も使っていますが、どちらかというと補助。当院の冬場の燃料は灯油を主として使ってきました。

 昨シーズンの使用量を調べてみました。11月〜翌4月までの半年間で3,149リットル。ずいぶん多く使っていることにあらためてビックリしました。18リットルのポリタンクで175本になる計算です。

 ご家庭でそれだけ使うことはないでしょう。業務用だからと、これまでは割り切っていました。でも今シーズンはそうもいっていられません。これだけ灯油価格が急騰すると経済的負担も考慮しないと。

 昨シーズンは1リットルあたり75円ほど(消費税込み)。トータルで23万円ほどの支出でした。もし同じ量を使うとしたら、今シーズンは1リットルあたり95円ほどになっているので30万円程度の出費になりそうです。

 具合の悪い患者さんや保育室の利用者、そして職員などに寒い思いはさせられませんので、ある程度はしかたありませんが、灯油代だけでそれだけの費用はやはりかかりすぎでしょう(他に電気、ガスなども相当使っています)。

 今シーズンは工夫をして、灯油や電気などの使用を少なくしていこうと思っています。それがエコにつながるのであれば、当院の経済負担が少なくなるだけでなく、地球環境の負担をも軽減することになるはず(ごくわずかではあるでしょうが)。

 さあ「ケチケチ作戦」の開始です!

投稿者 tsukada : 19:16

2007年12月12日

弾き語り

 仕事だけが趣味だと言われている私ですが・・多少は趣味らしきものがあります(というより「残っています」が正しいかも)。

 それがギターです。始めたのは物心ついたころ・・そんな早くではありませんが、中学生のころは家にあったエレキギターをかまって遊んでいました。できるのは当時も今もコードをおさえてアルペジオをするくらいなのですが、難しい曲でなれば弾き語りもできます。

 フォークソングで育った世代なので、そのころはやった曲はだいたい弾けそうです(楽譜を見れば)。そのごのニューミュージックも少し対応可。

 今のようなカラオケのない青春時代でしたので、例えば大学のコンパではもっぱらギターを片手に歌いながら飲んでいたこともありました(きっとその場を盛り下げて!いたことでしょう)。

 そのクセが残っているのか、今でもアルコールが入るとギターを持ちたくなります。昔の曲ばかりでは若い人たちにバカにされるので、今はやりの曲もチャレンジすることもあります。

 AIの「Story」が無性に歌いたくなりました。大好きな歌です。今発売している音楽雑誌を何冊か買ってあったのですが、その中に楽譜がありませんでした。

 カラオケで歌うことはできますが、弾き語りをしようとするとやはり楽譜は必須。確か昨年の曲なので、それで雑誌に載っていないのでしょう。そこで思い立ったのがネットです。

 「Story 楽譜」と入れて検索すると、一発で見つかりました。ネット上で1曲315円で売っています。カードで購入し、ダウンロード。PDFファイルで届き、その場でプリントアウトしてみました。思い立ってから数分で手にすることができたわけですので、いかにも今風の楽譜入手方法を体験しました。

 さっそく楽譜をおって歌い始めましたが、何とか形はできました。難しいコードは省略し、簡単に歌えるように多少アレンジ。音をとるのが難しいところもありましたが、本物の唄も聴きながら、最後まで歌えるようにしました。

 誰に聞いてもらうでもない弾き語りですが・・一緒にいた愛犬が私の膝元にすり寄っていました。

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 自己満足でしかない世界でしたが、相手が犬だとしても聴いてくれる人(動物)がいるということはやっぱり嬉しいですね。つい大きな声で歌い上げてしまいました。
 
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 やっぱり迷惑だったかな? 「付き合ってやったのだから、ご褒美はたっぷりもらうぞ」とでも思っているかもしれません。

 次はもっとゆっくりと休めるような唄にするからね。

投稿者 tsukada : 23:34

2007年12月11日

インフルエンザ予防接種の料金

 インフルエンザが例年よりそうとう早くから流行が始まりました。当院でも昨日1人、今日2人のインフルエンザ患者を確認しています(いずれも同じ学校の児童)。これから流行が一挙に拡大していかないか、心配をしています。

 インフルエンザの予防といえばワクチン。その代金をめぐって、皆さんからよく質問を受けます。「医療機関によってその料金が異なるのはどうしてなのか?」

 昨日のこと、よみうりテレビの制作スタッフの方からお電話をいただきました。視聴者の方から同様のご質問が寄せられ、調べているのだそうです。ちなみに私に連絡をとったのは、ネットで検索してこのHPがヒットしたからだそうです(少しはHPのお役に立てているようです)。

 結論から言うと法律に基づかないインフルエンザ予防接種(高齢者をのぞく)は、それぞれの医療機関が独自に料金を決めることになっています。「自由競争」の原理から、価格協定などは禁止されています。また価格を決める際には、医療保険の診察料などを参考にすることが多いのですが、それでなければいけないという理由もありません。

 そんな話をしたのですが、その後「もし医療保険の料金をそのまま使ったらいくらになるか?」という試算もして、番組スタッフにその資料も提供しました。

 以下はそのやりとりの一部です。なお放送はよみうりテレビ(日本テレビ系列)の『情報ライブ ミヤネ屋』(毎週月曜~金曜、午後1:55~午後4:45)の中の「怒りの水曜日」というコーナー(4時ころから10分程度)。早ければ12日(水)、遅くても翌週の水曜には放送予定だそうです。

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【番組スタッフより】今回、視聴者の方から『インフルエンザの予防接種の料金は、なぜ、病院によってちがうんですか?子供は2回打つので、1000円2000円の差額が大変な出費になってしまいます。』とのお便りがあり、その調査に関連して、ご連絡させていただいた次第です。

【私の回答】
<医療保険の料金>
A 診察料
初診料 2,700円【6歳未満 3,420円】
再診料 1,230円【6歳未満 1,580円】
B 注射料 330円
<医療保険に準じてインフルエンザ予防接種の料金を算定>
1回目の技術料 2,700+330=3,030円【6歳未満 3,420+330=3,750円】
2回目の技術料 1,230+330=1,560円【6歳未満 1,580+330=1,910円】

 それぞれにワクチン代金が加わる。 インフルエンザ・ワクチン1本(1ml)は1,800円前後。 これにロス(未使用などによる廃棄分)などを考慮すると1本2,000円ほど。 インフルエンザ予防接種は13歳以上0.5ml×1回、6~12歳0.3ml×2回、1~5歳0.2ml×2回、0歳0.1ml×1回。 1本で複数回できるので、平均すれば1回あたりのワクチン代金は1,000円、またはそれ以下ということになります。 (そのまま保存することができないので、未使用分は当日中に廃棄します)

 仮にワクチンの実費を1回1,000円とすると、インフルエンザ予防接種の代金は次のようになります。 (消費税がかかります。1円単位は四捨五入)

1回目の代金 (3,030+1,000)×1.05=4,230円 【6歳未満 (3,750+1,000)×1.05=4,990円】
2回目の代金 (1,560+1,000)×1.05=2,690円 【6歳未満 (1,910+1,000)×1.05=3,060円】

 さきほどもお話ししたように、基本的にインフルエンザ予防接種は自由診療です。 (65歳以上と、60歳~64歳で基礎疾患を持っている方などは予防接種法に基づく接種) そのため、料金は各医療機関が独自に決めることになっています。 医師会などで統一料金を作ることは「自由競争の妨げになる」として、公正取引委員会より禁止されています。

 また、万一の医療被害が生じた際には、医療機関または医師がその責任を負うことになります。 損害賠償の金額も決して少なくないことを考えると、医療機関側からは「安ければいい」というものではないかと思います。

 そもそも予防接種の料金を「安値競争」させるという性格のものではないようにも思います。 現在はインフルエンザ予防接種は高齢者のみが法に基づく接種になっていますが、この点に疑問を感じています。

 インフルエンザを予防する必要があるのは小児や成人でも同じです。 国がこれらの人たちへの接種についてもその意義を認め、法律に基づく接種をしてくれれば、問題は一挙に解決します。

 その際の実施主体は市町村ですので、医療機関が受け取る料金は自治体が決める「公定価格」になります。 今回のご質問のような医療機関ごとのばらつきはありません。 何より、窓口での負担も大幅に軽減します。 (無料または一部の負担のみ。新潟県では高齢者の接種は1,050円の負担で行っています)

 ぜひその方向になるよう、マスコミも、国民のみなさんも厚生労働省などに働きかけて下さい。

 以上私見を述べさせていただきました。 参考にしていただければ幸いです。

投稿者 tsukada : 18:30

2007年12月10日

パッシング

 昨日の続きです。私は自動車のライトを「オート」にしていて、暗くなれば自動的に点灯します。おかげでライトの付け忘れがありません。

 夕暮れ時は早めに点灯を・・そんなふうに警察などは指導しています。私は優等生!

 カーナビも夕方になると「そろそろ暗くなってきましたのでライトを点けましょう」と話しかけてきます(おせっかい?)。でも、とっくにライトは点いています。

 雨の夜は路面が濡れていて光を反射するため、ライトを点けているのかどうか分からないこともあります。とくに街灯がついていて明るくなっている場所では、ライトを点けわすれていても気づかないことがあります。でも「オート」に設定していれば大丈夫。自動車が自動的にライトを点灯してくれます。

 昨日のように日中も薄暗いとライトが昼間でも点くので、おそらく事故予防に役立っていることでしょう。何の遠慮もしません(機械なのだから当たり前)。

 でも時々ライトを消し忘れているのだと思うのか、対向車がパッシングしてくることがあります。ご親切にありがとうございます。

 先日あったことです。交差点で止まった時、私の自動車のライトが気になったのでしょう。信号が青になって走り出そうとすると対向車がパッシングしてきました。私はいつもの通りそのまま過ぎ去ろうとしたのですが、相手はすぐには走り出そうとせず、運転手さんは私をじっと見ていました。

 表情まで読むことはできませんでしたが、もしかしたら「せっかく教えているのに、無視するとは何事だ!」
と怒っていたのかも。けっしてそんな意図はありませんので、あしからず。

 駐車場に入れた時にも同じようなことがあります。自動車を離れてから1分ほどはライトが点いていて、その後自動的に消えます。暗い駐車場などで、自動車から離れてもしばらくは足下を照らして、乗員の安全を守ろうというのがその意味合いかと思います。

 人混みの少ないところでは良いのですが、利用者の多いところでは自動車から離れたあと「ライトが点いていますよ」と教えてくれる方が時々おられます。

 私は「ありがとうございます。自動で消えますから大丈夫です」と答えるのですが、あまりたびたび声をかけら得ると、返事をするのが面倒になるのでライトを消すこともあります。そんな時には走り出したあとにライトのスイッチを入れ忘れることがあるので、注意が必要なのですが。

 今の世の中、他人と関わりをもたないことが普通になりつつあります。そんな中で、私のこと(私の自動車のこと)を心配してもらっているわけですから、ありがたいことです。

 私も時々パッシングすることがあります。対向車がいるのにライトをハイビームのままにしている自動車を見つけると。これは私自身が迷惑に思っているからですので、ちょっと意味が違うようですね。失礼いたしました。

投稿者 tsukada : 22:18

2007年12月09日

北欧並み

 今日の新潟は一日中雨か曇り。お日様が顔を出すこともなく、昼間でも薄暗いお天気でした。これからこんな日が続くと思うと、気持ちまで暗くなってきそうです。

 日中何度か自動車で出かけることがありました。ライトの設定は「オート」にしていますが、いつ自動車に乗ってもしっかりライトが点灯していました。自動車にとっても、暗いと感じていたのでしょうね。

 日中も自動車のライトを点灯しようという動きがあります。確かオートバイは義務化されているのだと思いますが、トラックやタクシーの一部ではお昼間もライトを点けています。自動車事故の発生を少しでも減らそうという目的です。

 この運動が始まった当初は反対意見もあったようです。明るい日中に、さらにまぶしくライトを点けていることは意味がない。かえって気になってしまい、注意が散漫になる・・。

 でも実際はどうなのでしょう。事故が誘発されたという事例は、これまでに聞いていません。事故を防げる可能性があるのであれば、全ての自動車が行っても良いのではないのか、とも思います。

 実際に北欧ではそうしているとか。日照時間が短く、昼間もさほど明るくないので昼間点灯は義務になっていると聞いたことがあります。

 とすると、今日の新潟は北欧並みだったということでしょうか。少なくとも私の愛車は、そう感じていたようですよ。

投稿者 tsukada : 22:22

2007年12月08日

お楽しみ会

 わたぼうし病児保育室で毎月行われている「お楽しみ会」。今月はクリスマス会になりました。保育士が手作りの人形劇を披露し、子どもたちと親御さんに楽しんでいただきました。

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 子どもたちそれぞれに、クリスマス用のリースも作ってもらいました。とても可愛らしく、素敵にできていましたよ。子どもたちはやはり自分の作ったリースが気に入っているようで、手に掲げて私に見せてくれました。

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 この写真を見て、お気づきの方もおられるかもしれません。そうなんです、映画『絆』で名子役を演じていた須田ひかりちゃんファミリーが、わざわざ東京からいらっしゃってくれました。ありがとうございました。

 あとで子どもたちからお話を聞かせてもらいましたが、人形劇やリース作りがとても楽しかったということでした。午後からは市内の水族館を見学し、夕方には東京に戻られました。もちろん、手作りのリースをお土産(みやげ)に。

投稿者 tsukada : 17:31

2007年12月07日

パソコンの寿命

 昨日の「院長ブログ」では、看護大学の講義が無事終了と書きましたが、実は必ずしもそうではないところもありました。内容の点でも反省点はあるのですが、あまり深く考えすぎないことにしています(落ち込みやすいので)。

 パソコンのことです。一昔前は写真からスライドを作り、それを“上映”していましたが、今はパソコンからプロジェクターを通してスクリーンに映し出すのが当たり前。学会などでの発表もそうですが、大学の講義でもそれがもう普通になっています。

 私もノート型パソコンにデータを入れ、そのまま持参して、会場のプロジェクターに接続しています。これまではそれでうまくいっていましたが、今回はどうもスッキリ・シャキシャキとは動いてくれません。動作が重くなっているのです。

 パソコンの故障ではありません。使っているソフトをバージョンアップしてから“重く”なったようです。

 さらに、今年はその中に動画も入れました。喘息発作時の呼吸の様子を直接見てもらうようにしたのです。言葉と絵や写真で説明するだけでは理解がなかなか得られないことを、昨年までの講義で感じていました。それをビデオにして見てもらえば、一目瞭然。

 外来を受診された子どもたちに協力してもらい、喘息発作の状態をビデオにとりました。診察時に少し時間をいただいて、治療前の“生々しい”様子を撮影しました。最近のデジカメは動画撮影の機能がついていますので、簡単に撮れます。それをパソコンに取り込み、スライドの中にいれるのもとても簡単にできました。

 おかげで学生さんたちには呼吸困難の状態を簡単に、そして正確に理解してもらいました。でも問題が・・全体のデータ量が多くなったために、ますます動作が不安定になってしまいました。

 今使っているノート型パソコンは、確か5、6年前に購入した物。パソコンの“寿命”は、器械が壊れなくても数年のようですね。写真や映像などは処理すべき情報量が大量になるので、「相対的に」旧式になってしまうのがとても早くなっています。

 仕方ありません。来年の講義に備えて、新しいノート型パソコンを買うことにしましょう! ・・本当はもっと早く新しいものに買い換えたかったのですが、良い口実ができたというわけです(^_-)

投稿者 tsukada : 18:28

2007年12月06日

無事終了

 昨日、看護大学での講義を無事終えることができました。看護学生さんたちにどれくらい理解していただいたか、少し不安なところもありますが。

 内容は私の専門とするところ。医学の奥深いところをきちんと教えることはなかなかできませんが、実際の臨床の場面で何が大切なのか、どんなことに注目していけばいいか・・そんなことをお話しすることができました。

 とはいえ教えることを生業にしているわけではありませんので、やはり人様に物事を伝えて理解してもらうのは大変です。90分×2コマの授業時間を話し続けるわけですので、時間だけを考えても楽なことではありません。

 でも、学生さんたちを目の前にして、ところどころ興味をもって私の話に耳を傾けてくれたり、スライドを見入っている様子が分かると嬉しくなります。なるほど!という顔をされると、もっと話をしてあげたくなります。

 用意したスライドの数はそうとうの枚数になりました。メインの「感染症・予防接種」と「呼吸器疾患」がそれぞれ100枚程度。「子育て支援・病児保育」が50枚ほど(これはおまけの部分で、いつも講義の最後に話しています)。全部で250枚くらいです。

 これを180分で見せるのですから、1枚あたり平均で43秒。じっくりスライドの内容を説明していてはとても間に合いません。実際に講義の最初の部分で丁寧に話をしすぎてしまい、あとは押せ押せになってしまいました(1年に1度の仕事なのでなかなかペースがつかめず苦労しました。途中から感覚を思い出して順調になったのですが、来年までは覚えていないでしょうね)。

 スライドの大半はそのままプリントにして学生さんに渡してありますので、ノートを逐一取る必要はありません。重要なことや説明などをそこに書き入れてもらったはずです。あとで見直してもらえば、理解が進むことでしょう。

 そんな講義が終わったあと、学生さんからの質問を直接もらってもいいのですが、講師に面と向かって質問するということはなかなかできないようです。あとで紙に書いてもらっています。

 学生さんの生の反応も聞いてみたいような気持ちもあるのですが・・(聞くのが怖い気持ちもありますが)・・廊下に出たところで一人の女子学生さんと出会いました。彼女の方から声をかけてきて、私に「先生はコーギを飼っているんですね!」と。

 彼女の実家でもコーギを飼っているのだそうです。かわいいですよね!などと、多少会話が弾みました。

 てっきり講義の内容についての質問かと思ったのですが、その意味では肩すかし。でも親しげに声をかけてくれたところをみると、私の講義全般についても好印象を持ってもらえたのかな、などと勝手に思いこんでいます。

 コーギのことがどうして話題になったのか、気になりますか? それはスライドの中に、我が家の愛犬の写真を何枚か入れておいたからです。長丁場の講義の途中に、ちょっと息抜きできるところもあってもいいですよね。

 それが功を奏して、普段は会話を交わすこともない看護学生さんとしばしの会話ができたのですから、愛犬様々です(^^;)

投稿者 tsukada : 21:37

2007年12月05日

ブルル(>_<)

 昨日からときおり雪が降っていましたが、今朝はすっかり雪景色になりました。

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 こんな日は通勤が大変。いつもより時間がかかるため、早めに出勤です。もっとも・・みんなが早く出かけるので、通勤ラッシュの時間も早めに訪れますが。

 今日は午後から県立看護大学で講義。臨床小児科学で「感染症・予防接種」と「呼吸器疾患」の2コマです(各90分)。頑張ります!

投稿者 tsukada : 08:53

2007年12月04日

もうすぐ・・

 12月に入ると気ぜわしくなります。クリスマスが近づいてくるのも、原因の一つかもしれません。

 院内もクリスマスの飾りを少しずつ出しています。ミッキーやミニーたちも、クリスマス用の衣装を着ています。

 今日は昼頃から雨が雪に変わり、外が少しずつ白くなってきました。雪もドカンと積もるとイヤですが、はらはらと舞い落ちてくるくらいだときれいです。

 わたぼうし病児保育室の月一回のお楽しみ会は、今月は「クリスマス会」です。今週の土曜に予定しています。少し早いようですが、お楽しみ下さい。

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投稿者 tsukada : 17:49

2007年12月03日

穏やかな夜

 今夜は月一回のお仕事。夜間診療所の勤務です。普通に昼間の仕事をしたあとにきていますので、少しお疲れモード。

 でもこれが皆さんのためになるということであれば、そんなことは言ってられません。がんばらなくっちゃ!

 それにしても・・患者さんがきません。インフルエンザがはやりだせばきっと猫の手も借りたくなるくらいの忙しさになるのでしょう(表現が古い・・)から、嵐の前の静けさなのでしょう。

 それとも日頃フル回転している私へのご褒美? おかげで貯まっている仕事が片付きました(やっぱり仕事中毒です)。

 とりあえず今夜の夜間診療所は穏やかだったという報告でした。疲れさまでした。

投稿者 tsukada : 22:30

2007年12月02日

薪ストーブ2世

 長く使っていた薪ストーブが壊れてしまい、新しいストーブに取り替えました。さっそく使っています。

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 今回のストーブは外側にソープストーンという石が貼り付けてあります。薪の熱がゆっくりと石を暖め、薪が燃え尽きてもゆっくりと冷めていくという特徴があるとのこと。

 実際に使ってみると、先代の鋳物だけのストーブよりも暖かさが柔らかいという印象があります。これから寒い季節は、この薪ストーブで体の芯まで暖まることができそうです。

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 さっそく我が家の愛犬が、ストーブを楽しんでいます。犬も暖かいところが大好きなんですよね。一緒に冬を過ごしましょうね。

投稿者 tsukada : 23:59

限定2日間

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 当地(新潟県上越市)には、一年の中でたった2日間だけ売り出されるお菓子があります。「川渡餅」がそれです(「かわたりもち」と読みます)。

 昔からの言い伝えで、初冬の頃に餅をついて食べると健康に冬を乗り切れるというのがあるのだそうです。そして、郷土の名将=上杉謙信が川中島の合戦に出かけるとき、兵士に餅を食べさせてから出陣したということから、このお菓子は作られました。

 11月30日と12月1日の2日間限定バージョン。市内のお菓子屋さんが協力して一斉に作ります。軟らかいお餅をアンでくるんだだけのシンプルなものですが、これが美味しいんですよね!

 学校給食にも毎年出されています。今年は11月30日の献立にあり、市内の小中学生はきっとみんな食べたことでしょう。

 もう成人した我が子がたまたま実家にいたので、いっしょに「川渡餅」を食べました。とても懐かしがっていましたよ。学校給食でも一番の思い出だったとか。

 いつの頃から作られているのか分かりませんが、私が小さい頃にはすでにありました。季節が晩秋から初冬になり、寒さが次第に増してきている時期。雪国にとっては、これからの数か月はけっして楽な生活ではありません。「川渡餅」を食べると、子どもの頃に感じていた季節感が思い出されます。

 今日は午前中は良く晴れていましたが、午後から曇り。そして夕方からは雨になりました。季節は確実に冬に向かっています。

PS
 上杉謙信といえばGackt さんのことが思い出されますね。NHK歴史大河ドラマ「風林火山」の中で謙信の役をこなし、一躍有名になりました。8月に当地で行われた「謙信公祭」にお越しいただき、多数の観客を動員しました。若い女性を中心に全国に熱狂的なファンがおられることでしょう。

 当地限定、そしてわずか2日間のみの販売となる「川渡餅」も、もしGacktさんが宣伝していれば、きっと大ブームになったでしょうね。

 もっとも、もしそうなっても全国の方に食べていただくのは無理でしょう。「消費期限」はとても短いでしょうから。

 「赤福」の二の舞になってもいけませんので、当地だけで食べられるというのもいいものでしょう。(そういえば「川渡餅」は味も形も「赤福」に似ていますよ。)

投稿者 tsukada : 20:37

2007年12月01日

師走です

 今日から12月。2007年のカレンダーも残すところあと1枚になりました。もうそろそろ年末の準備にかからないといけないんですよね。

 今週は映画『絆』の先行上映会があり、何かと忙しくしていました。私にとっては“用務外”のこと。これからはまた“本業”に集中していけるでしょう。

 と思ったら、大きな仕事がまだ残っていました。市内の県立看護大学で臨床小児科学の講義をすることになっています。ここ数年行っているので、スライド原稿もおおむねできているのですが、そのままというわけにもいきません。原稿のチェックや手直しも必要です。

 講義は来週水曜。もうあまり日がありません。この週末の宿題です。

●「こども通信」12月号ができています。すでにメルマガとして発送がすんでいますし、このHP内にもアップしてあります。どうぞお読み下さい。

投稿者 tsukada : 16:05