水ぼうそう(水痘)と予防接種

1月17日に水疱瘡のお友達と一緒に遊び、娘は恐らく今潜伏期寒中と思われます。ところが、今になって私(母親)と主人(父親)が水疱瘡にかかったことがあるか否かわからないことが判明しました。直ぐに血液検査をお願いし、現在その結果待ちの状態です。実は転居したばかりで、まだかかりつけと言う小児科も無く、いくつか問い合わせてみたのですが、私たちの検査をお願いした小児科では、『もし抗体が無ければ、娘が発病した直ぐに予防接種を打ってください。結果がわかった時点(恐らく発病1週間前)で接種しても意味がありませんので』と言われました。ところが、別の病院に問い合わせてみたところ、『直ぐに予防接種をして下さい』と言われ、病院によって大人への対処法方が異なりどちらが正しいのか非常に不安に思っています。更に、私は妊娠の可能性があり(まだ不確か)、その場合予防接種も出来ないだろうと思っているのですが、どうするのが一番良い方法なのでしょうか?(Oさん)

水ぼうそうワクチンは、接種後約10日ほどで感染を予防できる程度の免疫ができてくるとのことです。
一方で水ぼうそうの潜伏期は約14日間です。
水ぼうそうに対する免疫がなく、かつ水ぼうそうに感染した際には、接触してからおおよそ3日以内にワクチン接種をすることで、発症を防げるか、軽症化できるのではないかといわれています。

親御さんがもし抗体がないと分かれば、できるだけ早く接種することをおすすめします。
お子さんが発症する前に接種を受けることで、より確実に免疫ができてきます。
(お子さんが発症するのを待つ必要はありませんし、時間の無駄です)

妊娠の可能性がある場合には、生ワクチンは接種しないのが原則です。
もしお子さんが水ぼうそうにかかってしまったら、完全に治癒するまで接触しないようにして下さい。
予防できる手段は「隔離」だけです。

2006.1.26

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塚田こども医院Q&A2006年