赤ちゃんの貧血

この前三種混合の二回目を打ちに小児科に行った所、「あまりに顔が白いので貧血の検査をしましょう」と言われ検査をしてもらいました。結果、ヘモグロピン血中濃度が6・2でかなりの貧血と言われました。未熟児(体重1700グラム、34週)で生まれた為、ほかの子よりも鉄分が少ないのでしょうか?また、6ヶ月頃までは母乳のみで育ててきましたが、そのことが影響しているのでしょうか?今後の発育も心配なのですが・・・(Kさん)

乳児期後半は鉄欠乏性貧血になりやすく、治療を受ける必要のある赤ちゃんがときどきでます。
これは体の発育によって必要とされる鉄分が、母乳や人工乳からだけでは足りなくなってくるからです。
そのために離乳食を始まるわけです。
しかし、中には通常の離乳食だけでは足りなかったり、離乳食がなかなか進まないために鉄分の不足になる子もいます。
そういった赤ちゃんのために、人工乳にさらに鉄分を添加した「フォローアップミルク」を作られていて、そちらに切り替えて使ってもらうこともあります。
また、貧血の程度が強いときには、薬として鉄剤を使用することもあります。

お子さんについては、これから治療を受ければ早期に改善していくことでしょう。
また、早めに治れば今後の発達や発育に悪い影響を与えることはありません。

なお、離乳食の進み方に問題があるかもしれませんので、その点でもご心配があれば主治医や栄養士に相談してみてください。

2005.2.20

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塚田こども医院Q&A2005年