インフルエンザワクチンの副作用

1歳7ヶ月になる息子が先日インフルエンザ予防接種1回目を受けました。すぐに接種した場所を指して痛がり、しばらくして38.3度の発熱がありました(翌日には発熱は治まりましたが。)息子は今年1月にインフルエンザにかかったことがあるために副反応が強く出たのでしょうか?もしそうであった場合、2回目の接種ではより強く反応が出る可能性があるのでしょうか?それから私自身、現在2人目妊娠5週位です。妊娠初期の初期でもインフルエンザの予防接種を受けても大丈夫でしょうか?(Hさん)

インフルエンザ・ワクチンは不活化ワクチンという種類で、これは接種時に痛みが出やすく、接種部位の腫れや発赤ができやすいです。
副作用としての発熱はごくまれですが、もしおきるとしたら当日または翌日です。
しかし、局所の問題と、発熱のような全身的な問題はとくに関係がありません(痛みや腫れが強いから、発熱しやすいということはありません)。

今回の発熱がワクチン接種による副作用(副反応)かどうかは、いただいたメールだけからでは判断できません。
仮に副作用としての発熱だとしても、それが毎回必ずおきるとは限りません。
2回目以降については、体調の良いときに、診察等でも問題のないことを確認してもらいながら受けてみて下さい。

妊娠中のインフルエンザ予防接種については、とくに妊娠の後期については副作用の問題もありませんし、インフルエンザにかかってもらいたくないので、アメリカなどでは積極的に接種を受けてもらっています。
妊娠前期については、予期しない流産などがあり、まだ安定した時期になるまでは予防接種は避けた方がよいという意見もあります。
私は個人的にはさほど問題がないと思っていますが、この点についてはかかりつけの産婦人科の先生のご意見をお聞きになって下さい。

2004.11.19

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塚田こども医院Q&A2004年