ホクナリン・テープの使い方

お誕生を迎えたばかりの1歳の男の子のことで質問です。生まれてからこれまで一晩中眠ることのない息子です。母乳のために癖が悪くなっているのもあるかもしれませんが夜中にひどければ30分から1時間ごとに起きるほどです。昼間もあまりゆっくりとは眠らず結構機嫌のいいタイプです。夜泣きの相談もしたいところなのですが、先日風邪で咳き込むことが多く近くの小児科でホクナリンテープを処方されました。別に喘息ではないのですが、夜つらそうだと伝えると処方してくださいました。そこでそれを張って寝るとあれだけ夜中起きていた彼が悪くて2回、今日においては朝まで眠れて朝方からは泣く事もなく機嫌よく布団で一人で遊んでいるほどでした。薬のせいだとしか考えられないのですが、このまま続けて処方していただいてもいいものでしょうか。あるいは寝てくれるなら張っておきたいという気持ちもあるのですが、このような使い方はやはりよくないのでしょうか。(岡山・Nさん)

ホクナリン・テープは気管支拡張薬で、気管支炎、喘息などで痰の絡んだ咳や喘鳴のあるときに、それを改善する目的で使用します。
お子さんが夜にそういった症状があり、そのために睡眠が妨げられていたのであれば、きっと有効な薬だと思います。
症状が改善していれば、いずれ使用する必要がなくなります。
薬には「睡眠を促す働き」はありませんので、夜泣きそのものを良くするものではありません。
今後、いつまで、どのようになるまで使用するかは、主治医の先生に診察を受けてご相談になって下さい。

2002.12.10

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塚田こども医院Q&A2002年12月