異型肺炎の症状

日曜日の夕方に急に高熱(39.1度)を出しましたが、自力で眠れるようでしたし、水もよく飲んでいたので、解熱剤には頼りませんでした。朝、熱が下がり、かかりつけのお医者様に行くと、レントゲン、血液検査の後「異型肺炎」との診断を受けました。レントゲンに白い影がある、とのこと。影と言われればそう見えますが、よくわかりません。咳も11月半ばから少ししていましたが、そんなにひどい咳とも思えませんでした。月曜日も学校を休んで1日家に居ましたが熱も上がらず、今朝(火曜日)も平熱です。「肺炎」というと咳がひどく、高熱が続き、元気も無く・・・というのをイメージしていただけに、「異型肺炎」との診断に少し疑問を感じています。それとも、私が古典的なイメージを持ちすぎなのでしょうか?(広島・Iさん)

「異型肺炎」というのはマイコプラズマという菌による肺炎のことをさしています。
これは、文字通り「通常の肺炎とは異なっている」というものです。
「通常の肺炎」というのは、質問者がイメージしているように、「高熱、強い咳、痰、呼吸困難、全身状態の悪化・・」などがあります。
それに対してこの「異型肺炎」では、そういった重症感がなく、咳だけが長引くものです。
あまり熱もなく、元気はいいのだが、咳が長く続いているような時には、「異型肺炎」を疑って検査をする必要があります。
なお、マイコプラズマ感染症では、通常肺炎によく効く抗生物質が効かないことも特徴です。

2002.12.3

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塚田こども医院Q&A2002年12月