水ぼうそう(水痘)の予防・軽症化

4歳の娘が、水疱瘡の子供と接触してしまいした。その子は昨日の夜から発疹が出始めたそうで今朝は結構ひどくでていました。娘は1年位前に水疱瘡の予防接種を終わらせています。色々と調べたところ、接触後7日〜9日目から7日間ゾビラックスを通常の半量服用するとで発症を防げるとありました。☆これは予防接種をしている娘には服用してもしなくても発症を防げる確立は同じなんでしょうか?☆予防接種していて、さらに服用すれば防げる確率は高くなるのでしょうか?☆感染していなかったのにゾビラックスを服用してしまった場合、副作用や人体に影響を及ぼすことはあるんですか?(神奈川・Uさん)

水ぼうそう(水痘)予防接種の効果は、2〜3割が症状を軽くすませてくれますし、残りは水ぼうそうを発症しないですみます。昨年ワクチンを受けているので、まずは一安心かと思います。

こういった使用法は紹介されていますし、私も使うことがあり、確かに効果があります。
(発症を予防するのではなく、症状を軽くすませるということですが)
しかし、保険で認められた薬剤の使用法ではありません。
原則としては保険外の「自費診療」になります。
また、どの小児科医でも行っているということではありません。
主治医の先生にご相談になって下さい。

☆これは予防接種をしている娘には服用してもしなくても発症を防げる確立は同じなんでしょうか?

ワクチン接種により通常の水ぼうそうを発症する確率そのものが少なくなっています。
その上にさらに、このような抗ウイルス薬の使用をした研究は、おそらくないと思い
ます(少なくとも私は知りません)。

☆予防接種していて、さらに服用すれば防げる確率は高くなるのでしょうか?

そうであることが期待できると思います。

☆感染していなかったのにゾビラックスを服用してしまった場合、副作用や人体に影響を及ぼすことはあるんですか?

数日間の投薬によって、はっきりした問題がおきるとは考えにくいです。

2002.9.23

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塚田こども医院Q&A2002年 9月