あせも(汗疹)の対策

10ヶ月になります。初めての夏を迎えています。連日30度を超える猛暑が続いており、あせもが気になり出しました。肌着をこまめに交換し、汗も気付いたらこまめに拭いているつもりです。また最近は日中シャワーも浴びています。しかし、だんだんあせもが体全体に広がってきました。あせもケアのよい方法を教えてください。また、日中ですが出来るだけクーラーは使わないようにしていますが、子供のためには使った方がいいのでしょうか。(山形・Sさん)

この暑い季節は、いくら気をつけていても多少の汗疹(あせも)はできがちですね。
日本の「高温・多湿」の気象条件では致し方ないことです。
子どもはもともと汗っかきですから余計です。

汗疹をつくらないようにするには・・
・汗をかかせないこと。
気温と湿度を下げることが基本です。
衣服や生活上の工夫はすでにされていると思います。
やはりエアコンはある程度は必要なのではないかと思っています。
使わないで過ごせればいいのかもしれませんが、汗疹に限らず熱中症も問題になりますので、むしろ上手に使うようにされたらいいと思います。
とくに寝入るときに汗が噴き出してきますので、少しの間はエアコンを使うなどして涼しくして寝かせて上げて下さい。
もちろん、大人が一緒にいて、冷え過ぎないように注意していて下さい。

汗疹ができてきたら、早めに薬を使うことも必要だと思います。
痒くて引っ掻くとさらにひどくなるので、痒み止めの飲み薬を使うこともあります。
外用薬としては、程度が軽いようなら非ステロイドのクリームを(軟膏はべとつくので夏は適しません)、強いようならステロイドのクリームやローションを早めに使って下さい。

では、暑い夏が続きますが、気を付けてお過ごし下さい。

2002.7.27

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塚田こども医院Q&A2002年 7月