とびひ(膿痂疹)の治療

先日から、お尻がかぶれそこから水ぶくれができ、どんどん広がっていきました。いろいろなHPを見て「とびひ」と思い、37.3度の微熱も出たので近所の小児科にかかりました。先生の診断はやはり「とびひ」で飲み薬(風邪の薬、抗生剤と説明を受けました)と軟膏を処方されました。塗ってから気が付いたのですが、軟膏は「リンデロンVG」でした。ステロイドはとびひにはあまりよくないといろいろなところに書いてあったので続けて塗るのに、とても抵抗があります。(こちらのQ&Aも拝見させていただきました。)3日塗ってみて又、診察を受けてくださいといわれた事も気がかりです。家に以前やけどのときに頂いたゲンタシン軟膏があるのですが、こちらに切り替えた方が良いのでしょうか?又その際注意する事はあるのでしょうか?(千葉・Yさん)

とびひ(伝染性膿痂疹)は基本的には細菌感染ですので、使う薬は抗生物質になります(内服、外用とも)。
そこに、湿疹としての変化が強いときには湿疹用の薬を併用することもあります。
(ただし、細菌感染に対しては逆効果のときもあり、感染の程度によっては湿疹病変があっても使いません)

今回処方されているのは、「ステロイド+抗生物質」という軟膏です。
とびひ単独では使いませんが、湿疹病変があれば使用することもあります。

私自身は診察していませんので、主治医の判断に従うか、もし処方された薬を変更するのであれば事故責任にてお願いします。

2002.7.26

目次のページへ

ホームページのトップへ


塚田こども医院Q&A2002年 7月