４才の息子がカンジダ性口内炎になり、ファンキゾンシロップを処方されました。新生児にはよく聞きますが、４才にもなってかかるものでしょうか？風邪は引きますが、元気です。そんなに抵抗力が落ちているのでしょうか？抗生剤は　風邪の時に飲む程度です。何か免疫に異常でもあるのかと不安になり、ご相談しました。（大阪・Ｍさん）

カンジダという真菌による口腔内感染症は、赤ちゃんではよく見かけます。
まだ粘膜の抵抗力が弱いので、常在菌であるカンジダが何かのときに繁殖してしまうことが少なくありません。
年齢が大きくなってくると、次第に粘膜面の抵抗力もしっかりとしてきますので、あまりカンジダ性口内炎は見かけなくなります。
しかし、たまには起きている子を見かけますので、けっして稀ではありませんし、それだけでただちに「免疫不全」などを疑う必要はありません。

もし免疫不全があってなっているのであれば、カンジダ症の程度が強く、さらに口腔内だけではなく、食道、胃、腸などの深部臓器（内臓）にも達していることでしょう。
また治療に抵抗するのも特徴で、なかなか良くなってくれません。

もしも今回の症状が薬によっても改善しないようでしたら、主治医の先生にご相談になって下さい。

2002.7.26