蕁麻疹の対処

今日は、じんましんについて、お聞きしたいのですが、小学校から帰ってきて、身体がかゆいよーと言うので見たら、すごいじんましんになっていました。病院に行くまで、少し時間が過ぎていて、受診した時は、少しおさまっていたようです。飲み薬のセルテクトをもらい、夕御飯もなるべくあっさりしたものを食べたんですが、また、夜になって、じんましんがすごくでてきています。かゆがるので、市販のかゆみどめ(ムヒ)をぬって、薬をのんで様子をみているのですが、なかなかひかない様子です。明日は学校を休んで様子を見ようと思っていますが、あまりのぼこぼこしたしっしんに、もう、どうしていいかわかりません。すごくかゆがるので、病院で塗り薬をもらいにいったほうがいいでしょうか。(新潟県・Kさん)

お子さんの蕁麻疹は、通常は皮膚が暖かくなっているとひどくなります。
お風呂上がりや眠くなったとき、暖房が強くかかっているところに行ったときなどです。
そんなときは皮膚を冷やすと良くなりますので、試してみて下さい。

食事の中にも蕁麻疹を悪くするものがあります。
・油もの:背の青い魚(イワシ、サバ、サンマなど)、カレー、ラーメンなど
・甲殻類など:カニ、エビ、たこ、いかなど
・辛いもの
・熱いもの
そんなものは数日は取らないようにしたほうがいいです。

子どもの蕁麻疹は、たまたま体調を悪くしているときに出てくるものが多いです。
しっかりと休んで、体と心のストレスをとるようにして下さい。
風邪や下痢などがあれば、もちろんしっかりと治しましょう。
夜更かしなどは禁物です。

治療は、内服ではかゆみ止めやアレルギーを抑える内服をよく使います。
外用薬でよく使われるのは、「レスタミン軟膏」という薬です。
市販薬にもそれに類するものがあり、確かムヒもそうだと思います。
さらに、程度によっては注射なども併用します。

痒くてかくとさらにひどくなるので、皮膚を冷やし、外用薬を使ったりして下さい。
家でいろいろと注意していても程度が強いときには、再度受診してよくご相談下さい。

2001.11.28

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塚田こども医院Q&A2001年11月