インフルエンザワクチンなのですが、その効果や副作用についてよく耳にします。効果がないという研究結果はあるが、効果があるというデータはないとか、タイプが合わなければ意味がないとか、ワクチン接種で熱がでることがあるとか・・・（新潟県・Ａさん）

インフルエンザ・ワクチンについては、効果は確かめられています。
ただし、100％の方に感染を予防するレベルの免疫ができるわけではないという点で、不充分さが残っています。
おおむね成人では70-80％以上、小児では50-60％以上というところのようです。

しかし、他に確実に予防できる方策はありませんので、現状ではワクチン接種をおすすめしています。
また、できるだけ多くの方が予防接種を受けることで、インフルエンザの蔓延を防ぐことができればと期待しています。

今年から65歳以上の高齢者に対しては予防接種法に基づく公的な補助が始まりました。おそらく数年後には、子どもたちに対しても同様になると思っています。

2001.11.8