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       子ども(4歳オンナ)が夜八時半入浴時に、おしっこを一度、翌日午後2時位に一度、のような感じで日に一度くらいしか行くことがありません。他の子たちに比べかなり回数が少なく不安です。これは膀胱炎なんかに関係があるのでしょうか?特に痛みを訴えることもありません。(福岡県・Yさん) 
      オシッコが遠いというお話はときどき聞きます。 
      膀胱炎ですと、「膀胱刺激症状」といって、尿意を催しやすくなるので、頻尿になります。 
      また、残尿感もあります。 
      オシッコの回数が少ないということは、より膀胱容量が大きく、より尿量が少ないことによっておきます。 
      膀胱容量が多いのは、一応歓迎すべき事でしょう。 
      ちょこちょこオシッコにいったり、夜尿がなかなかとれないということで悩んでいる方もおられるわけですから。 
      尿量が少ないのがこの季節だけですと、汗をいっぱいかくために、オシッコになってでていく体の水分量がすくないため、尿量が減少→回数も減少・・ということが考えやすいです。 
      でも普段からそうだというと、水分をとる量が少ないんだと思います。 
      (もしたっぷりととっているのに尿量が少なくなれば、体に余分な水分がたまる=浮腫(むくみ)になってしまいます) 
      これは個人差がありますね。 
      でも、極端にすくないと、腎臓に負担がかかることもあり、ある程度は飲んでくれないと困ります。 
      (ジュースや味の濃いものではなく、薄味の飲み物がいいです) 
      また、この猛暑の中では熱中症の原因にもなりかねません。 
      尿の回数が少ないときに問題になるのは、膀胱炎をおこしやすいことです。 
      膀胱の中には尿道を通して体の外から絶えず少しずつ細菌が入ってきています。 
      それが増殖し、膀胱炎をおこす前にオシッコをすることで、また膀胱の中はきれいな状態になります。 
      ところが、一定の時間以上の汚れたオシッコがたまっていると、膀胱炎をおこしてしまうことがあるので、気をつけてなければいけません。 
      特に女の子は、膀胱と外の距離が短いですので、要注意です。 
      そんなことに注意して対処してみて下さい。 
      2001.7.28
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