生後3か月の赤ちゃんの熱が下がりません・・

生後3ヶ月の娘で母乳で育てています。先週の金曜日からいつもよりぐずぐずするなぁと思っており、夕方熱を計ってみると38.5度(耳温計)ほどありました。あわてて小児科へ受診しました。そのときの熱は39度(水銀計)。鼻水・咳もしておらず、小便・大便も出ています。診察ではのどが少し赤いが髄膜炎・リンパ腺ともに異常はないとのことでした。抗生剤と解熱剤の薬が出され今日で3日目に成るのですが、熱は上がったり下がったりで下がり切りません。娘の平熱は36.5〜37.2です。今は37.0〜38.5位の幅で熱が上がったり下がったりします。娘はよく寝て お乳もよく飲んでいます。特に激しくぐずることもなく熱の割には元気かな?と感じているのですが薬を飲みきっても熱が完全に下がらないようであれば再受診するべきでしょうか? また、はっきりした原因やその他いつもと変わらないような様子なのに発熱してとても心配です。赤ちゃんにはよくあることなのでしょうか?(大阪府・Nさん)

生後半年程度までの赤ちゃんの発熱は、ただの風邪のときもありますが、大きな病気のこともあり、本人の様子が良くても、必ず受診してもらっています。すでに検査等も受けられてるようですが・・

発熱の大部分は感染症です。乳児でとくに心配なのは、髄膜炎、尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)、中耳炎などです。もちろん、風邪、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器系の感染症も考えておかなければなりません。

大きな子は、自分で症状を訴えてくれますし、重症の病気ほどいかにも「具合の悪そう」な様子をしてきます。ですが、小さな赤ちゃんは、まだ何も言いませんし、重い病気のはずなのに平気にしていることもあります。

お子さんの熱が続くようでしたら、もう一度受診されることをお勧めします。

<その後、次のようなお返事をいただきました>

結局、何軒か病院をまわり、化膿性(かのうせい)髄膜炎を起こしている事が解りました。発熱から5日目の入院で、入院した日の血液検査で炎症反応が18もあり、髄液の細胞もかなり増えているとのことでした。しかし娘は発熱以外の症状はほとんどなく(嘔吐・下痢・不機嫌・乳を飲まない)、幸い抗生剤がとても良く効き入院より7日目には血液の炎症反応は正常に戻っており、無事退院できました。

キーワード:乳児の発熱

2001.5.14

※後日、次のようなお返事をいただきました。

以前にも相談させて頂いたのですが、3ヶ月の娘が発熱し薬を飲んでいるが、熱が下がらず再受診するかどうかという相談ををメールさせていただきました。

結局 何軒か病院をまわり、かのうせい髄膜炎を起こしている事が解りました。発熱から5日目の入院で、入院した日の血液検査で炎症反応が18もあり、髄液の細胞もかなり増えているとのことでした。しかし娘は発熱以外の症状はほとんどなく(嘔吐・下痢・不機嫌・乳を飲まない)。幸い、抗生剤がとても良く効き入院より7日目には、血液の炎症反応は正常に戻っており無事退院できました。

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塚田こども医院Q&A2001年5月