個別接種の受け方

予防注射について。今感染症がはやっていますが、私の子供はかかっていません。その子供が来週、日本脳炎の予防注射を受ける予定です。病院に行くと感染症が移るのではと心配です。少し感染症が落ち着くのを待って、延期した方がよいのでしょうか。 (上越市・Kさん)

予防接種は体調の良いときに受けていただくことになっています。また、「病気を予防するために」受けるわけですから、逆に病気をもらってきては、「本末転倒」とのそしりをまぬがれませんね。

医療機関で行う予防接種は、それぞれのところで工夫し、できるだけ病気の子どもたちと接触しないようにしています。例えば、時間帯を分けたり、スペースを区切ったり。当院でも、昼間の予防接種は、それだけの単独の時間帯です。夕方も、診察室等は専用のスペースを使っています(待合室などで接触する可能性があり、完璧とはいえませんが・・)

子どもたちの感染症の流行は、長いお休みが入ると落ち着きます。現在は春休み中ですので、やはり少しずつ患者さんが少なくなり、目立った感染症の流行はありません。

日本脳炎は夏に発生する病気ですから、夏前の6月頃までに受けておかれるといいです。そういったことを総合的に考えて、今接種するか、もう少し先に延ばすか、考えてみて下さい。

キーワード:個別接種

2001.3.30

目次のページへ

ホームページのトップへ

塚田こども医院Q&A2001年3月