微熱の持続

現在、4歳11ヶ月になる娘なんですが、3月10日から風邪をひき鼻水、下痢、の症状があり、熱は37.7℃でした。その後、風邪の症状はなくなったのですが、3月23日になっても37.4〜37.5℃の微熱が続いています。インターネットのホームページで、3歳の男の子で微熱が続き検査してもらった結果、白血病だったという掲載がありとても心配です。病院の小児科を受診したのですが、心配ないと言われ、平熱を1週間観察してくださいと言われ血液検査はしていません。処方された薬は飲んでいました。でも微熱が下がらないので心配です。アドバイスよろしくお願いいたします。(中条町・Nさん)

お子さんが微熱が続いているとのことで、ご心配ですね。確かに白血病の初期症状に微熱のみということもありますが、少数ではないかと思います。熱があるとしても、その全ての方に、最初から白血病などの悪性腫瘍(癌)を疑って検査する必要は、さほどないと思います。子どもの発熱の原因の大半は感染症ですので、そちらの方の診察、検査、そして治療を行っていくのが通例でしょう。そういったことをしていく中でもなかなか解決しない発熱児については、他の問題がないか、疑ってみていくことになるはずです。

また、「37.4-5℃」の体温をどう評価するかは、やや難しいですね。私のHPの中でも、幼児の平熱は「37.4℃まで」と紹介しています。予防接種のガイドラインでは、「37.5℃を越えたら発熱とみなす」ように書かれています。そうすると、お子さんは「発熱」しているのではなく、「高めの平熱」かもしれません。特に最近の電子体温計、中でも耳式のものは0.5℃ほど高くでるとも言われていて、熱かどうかの判断に迷うことがよくあります。

また、子どもの体温中枢はまだ未熟で、コントロールが正確にできないことがよくあります。暑いところにいると体温が高めになりやすいのは、そのためです。また、感染症などで高熱をだすと、コントロールが少し狂ってしまい、しばらくの間、0.5℃ほど平熱が高めになってしまうことも、よく経験しています。

感染症などの病気によって「熱」を出しているのであれば、そのまま見ていくと、病気が良くならなければ悪くなり、熱が高くなってくる場合が多いでしょう。また、何らかの他の症状が伴ってくることが考えられます。もし肺炎なら咳や痰、中耳炎なら耳の痛みや耳垂れ、聞こえの悪さなど。白血病では、貧血、出血傾向。あるいは、免疫能が低下するために感染を起こしやすく、また治りにくくなるかもしれません。

そういったことを総合的に考え、ときにはゆっくり経過をみることが必要になるかと思います。そして、必要であれば血液等の検査をするわけですが、残念ながら、全ての悪性腫瘍を早期に捕まえることはできません。やはりある程度進行しないと、診断できないのが現状です。

病院で診察を受け、ご相談されているとのことですので、これからの体温の経過を診ていただくことで、何か分かるのではないかと思います(問題のあるなしと含めて)。また主治医の先生とよくお話をしてみて下さい。

キーワード:微熱

2001.3.24

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塚田こども医院Q&A2001年3月