子どもの火傷への対処

1歳の息子ですが、先日やけどをさせてしまいました。かんかんにわいたやかんのお湯が一瞬左手にかかってしまったのです。すぐ、水で冷やしましたが、腫れてもいないし大丈夫かな?と5分くらいでやめてしまったのです。そしたら1時間くらいたって真っ赤にはれあがり、指の間に水ぶくれが・・・。あわててお医者さんに行ったら「やけどは表面が冷たくなっても中で熱を持っているから1時間くらい冷やしてくださいね」といわれました。(中略)「リンデロンーVG軟膏0.12%」というのをもらいました。「毎日薄く塗ってくださいね」といわれましたが、近所の病院に毎日通ったためほとんど使わないまま残っています。このお薬は、やけどの赤みがひくくらいまで塗っていたほうがいいのでしょうか。それとももうほっておいていいのでしょうか。ステロイドと抗生物質が入っている強いお薬ですよと説明されてきたけれど、やめどきをきいてこなかったので、ちょっと迷っています。(長野県・Sさん)

お子さんが火傷をされたとのこと、大変でしたね。小さい子どもの皮膚は柔らかいので、火傷の熱が広がったり、皮膚の下に及んだりしやすものです。その場は十分に冷やして下さいとお話しています。流水(水道の水)が一番いいようですが、氷、保冷剤などがあればそれでもかまわいでしょう。流水であれば、衣服を脱がせることなく、その上からかけて下さい。時間はものの本によりまちまちですが、やはり火傷を深くしないためにも、30分から1時間は冷やした方がいいようです。

火傷は1〜3度に分類しています。1度は赤くなっているだけで、数日以内には跡を残さずに良くなります。2度は水ぶくれになっている状態で、その中でも深いものは跡が残ることがあります。水ぶくれが破けると、そこから感染をおこしてしまうので、消毒や抗生物質による治療が必要になります。3度は皮膚が死んでしまっている状態で、植皮などの特殊な治療が必要です。

子どもでは、その場は1度でも、翌日には2度になっていることもときどきありますので、しっかり経過をみる必要があります。

1度の火傷では、その場の冷却をしっかり行ったあとは、質問にあるようなステロイド含有軟膏を使うことがあります。これは局所の炎症をおさえるものです。ピリピリするような感じがとれてきます。赤みがひくまでの数日使います。その経過中に水ぶくれになるようなら、局所の処置が必要ですので、小児科か皮膚科、あるいは外科などを受診して下さい。

これから、冬場は火傷をおこしやすい季節ですので、十分にご注意下さい。

キーワード:火傷の対処

2000.12.12

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塚田こども医院Q&A2000年12月