しもやけ

毎年、山に雪が降る頃、12歳の息子が「しもやけ」になります。とても痛かゆいようで、特に学校に行っている午後は最悪のようです。体質だからとあきらめてはいますが、これから大人になっても困ると思います。よい対処方法をお教えください。 (上越・Sさん)

「しもやけ」ですが、毎年悩まされるとのことで、大変ですね。やはり体質が関係あるのでしょうが、最近はあまりひどい子を見かけなくなりました。生活環境が、暖房がどこでも効いていて、改善されてきたこともあるでしょうし、衣服、手袋、マフラー、靴下などで皮膚の保温をしっかりできるようになってきたこともあるでしょう。

しもやけは皮膚の血行障害です。寒いと皮膚の血管が収縮します。血液の流れを少なくすることで、全身の体温低下を防ぐ目的があります。これがひどいと「凍傷」で、手足などの壊死をおこして切断・・などということもあります。

基本的には皮膚をいつも暖かい状態にしておくことが何よりです。暖房、保温など、細々としたことでいろいろと注意が必要です。運動能力を高めることも、血液の流れをよくすることにつながります。簡単にいえば、鍛錬です。さらに薬は、この血行をよくするものを使います。こういったことに注意することで、少しは過ごしやすくなるのではないのか、と思いますが、どうでしょう。

キーワード:しもやけ

2000.11.3

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塚田こども医院Q&A2000年11月