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2010年09月02日

事故は突然やってくる

 電気の通じていないパソコンはただの箱・・。そんなことを実感した今日の出来事でした。

 夕方、診療があともう1時間ほどになったとき、それは突然に起きました。電子カルテのシステムが突然ダウンしたのです。停電です。

 といっても院内は明るいまま。電子カルテの端末の中でもノートパソコンはそのまま画面が映っています(伝声カルテのシステムは動いていませんが)。デスクトップ型の電子カルテが全て真っ黒な画面になっています。

 別室にあるホストコンピューターも完全停止。電子カルテの電源はすべてを1つのラインでまかなっています。大型の無停電装置を通して、さらに自家発電装置に切り替えられるようにして、瞬停も含めて停電事故からは完全に逃れられる設計です。

 しかしそのラインがダウン。どうも無停電装置が勝手に電気の供給をストップしてしまったようです。その後スイッチを入れ直したら、何事もなかったように普通に運転している様子は、憎らしく見えました(こんなことを言うとまたご機嫌を悪くしてしまう?)。

 2年前に電子カルテに完全移行してから起きた初めてのトラブル。当たり前のように電子カルテを使っていましたが、システムがダウンしてしまうと、電気がなければ何もできなことを改めて実感しました。

 そして、絶対に停電事故を起こさないという設計をしたはずなのに、それが命取りになった・・そんな意味では、気持ちの上でもショックでした。

 電子カルテが使えない間、とりあえず紙カルテを代用しましたが、やはり不便。患者さんにもお待たせしたりして、ご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。

 システムが復旧するまで1時間、あとで電子カルテに入力して診療を終わらせるまでさらに1時間。お疲れ様でした。

投稿者 tsukada : 2010年09月02日 20:51