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2009年10月05日

町内の防災訓練

 昨日は町内の防災訓練に出かけてきました。毎年行っている行事ですが、私は初めて参加しました。

 午前10時に震度6の地震が市内を襲った・・という想定。班ごとに集合し、避難場所になっている小学校の体育館まで移動。私は今年は班長をやっているので、班の人たちを先導する役割です。(といっても、うちの班で参加したのは私以外にもう一人だけでしたが)

 消防署の方にお越しいただいていて、まずは火災報知器の説明がありました。住宅にもすでに設置義務があり、火事で逃げ遅れることのないよう、早急に設置してほしいとのこと。

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 署員お手製の実験棟があり、家の中で煙がどのように流れていくかを教えてもらいました。寝室と階段上に報知器が必要なのですが、確かに煙は階段を伝わって2階にどんどん流れていくので、その必要性がよく分かりました。

 医院ではすでに火災報知器は完備しています(今回の隔離棟にも備えてありますし、消防署の立ち入り検査も受けています)。しかし自宅には未設置。一日も早く設置しなくてはいけないと改めて思った次第です。さっそく電気店に向かいました。(でもパンフレットをもらってきただけですが)

 その次に心肺蘇生の実習がありました。救急救命士からお話があったあと、人形を使っての実地練習です。4体の人形があり、参加者は4つに分かれたのですが、救命士はお二人だけ。私のグループは放置・・。

 それならばと、救命士の方に私が教えて良いでしょうからと申し出て、私が実技指導しました。30分ほどですが、心臓マッサージの方法をお話し、参加者の皆さんに実際に手を動かして練習をしてもらいました。

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 自分でいうのも何ですが、けっこう皆さんには上手になってもらいました。これで私の町内で倒れた人がいても、もう安心??

 「傍観者」として参加しただけのつもりが、いつのまにか「指導者」になっていました。でも、快い汗をかいたような気持ちです。

 私からお願いしたことがあります。「もし倒れている人がいたら・・日本人は遠巻きに見ているだけのことが多い。みんなが手をさしだし、互いに協力して救助して下さい。」

 これは災害時にお互い、助け合うという基本的な精神ですね。そんな意味で、私も「放置されて困っている人たちを助けた」という点で、いいことをしたな、と思っていますが、いかがでしょう。

 参加者に配っていたお茶と非常用のお米を、ちょっと多めにもらえるともっと嬉しかったのですが(^^;)

投稿者 tsukada : 2009年10月05日 18:40