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2009年02月23日

版画家・藤田健二さん

 今日のNHKテレビで、じつに懐かしい方をお見かけしました。版画家の藤田健次さんです。

 それは『鶴瓶の家族に乾杯』の一シーン。俳優の前田吟さんが青森にすむ藤田さんに会いにいくという設定でした。

 この番組を見られた方は分かったと思いますが、かつて藤田さん原作の映画に主演として出演したのが前田さん。藤田さんが自分のことを書いた本がベースになっていて、前田さんは藤田さんの役を演じたのでした。

 『看護婦のオヤジがんばる』という名前の本と、同じ名前の映画。藤田さんご自身は職業安定所(ハローワーク)に勤めながら、看護師の奥さんを支える、という実話です。

 看護婦さんの勤務はけっこう大変で、とくに病棟勤務では夜勤があるために、家族の負担は大きなものがあります。家族が支えなければ、看護婦としての仕事はなかなかできない。その頑張るオヤジたちにもエールを!というストーリーです(もしかしたら違ってたかもしれませんが、私はそう思っていました)。

 今から30年ほど前の映画です。実に久しぶりの再会。藤田さんの家にあがり、昔話に花を咲かせていたようです。

 藤田さんは公務員をするかたわら、そして“看護婦のオヤジ”として頑張りながら、版画の制作を続けていました。当時から地元ではそうとう有名な版画家だと聞いていました。今では職安の所長を最後に退職されたあとは、版画にすべての力を集中させているようです。

 私は藤田さんと親交があります。映画ができる前からのお付き合いです。藤田さんからは毎年、年賀状をいただきます。ずいぶん前になりますが、大きな版画をいただいたこともあります。

 そんな藤田さんに、今日会えた偶然にとても驚き、そして感謝しています。

 藤田さんと私がどうつながっているのか・・不思議ですよね。それはまた明日お話ししましょう。

投稿者 tsukada : 2009年02月23日 23:58