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2007年02月28日

おひな様(3)

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投稿者 tsukada : 23:00

2007年02月27日

おひな様(2)

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投稿者 tsukada : 20:51

2007年02月26日

おひな様(1)

 もうすぐおひな様。院内もミッキーとミニーたちのひな人形がいくつか飾られています。おひな様までディズニーのものを(T_T)とあきれられる向きもあるかとは思いますが、そこはご容赦を。

 今日はその中の“最新作”をご紹介します。(診察室の奥にあるカウンターにおいてあります。)目の保養にどうぞお楽しみ下さい。

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 今日は休み明けにインフルエンザ流行が重なり、やっぱり外来は大変な賑わいでした。昨日、私が休日診療所で診て患者さんも多くおられました。今週いっぱいはまだインフルエンザの流行が続きそうです。どうぞ、お大事に。

 こんな忙しい日なのに、他の仕事を入れてしまっていました。市内の工務店が集まりを開くので、そこで講義をしてほしいというものでした。1週間ほど前に「『チャコの家』の仲間たち」でお話した内容をベースにして、1時間ほどお話をしてきました。

 私の講義は、わりと女性の方が対象のことが多いようです。保育園などの保護者会では、お母さん方が主ですし、看護学校での講義も、女子学生が大半です。

 でも今日は勝手が違っていました。工務店、つまり大工さんたちがお相手。女性の方も少しおられましたが、多くは男性の方。さらに、私とは体格が違う人たち(?)が多いようでしたので、場の雰囲気に慣れるまでは少々緊張をしました。

 でも、1時間ほどの講義でしたが、最後まできちんと聞いてくださいました。ありがとうございました。多少なりともお仕事のお役にたてば幸いです。

投稿者 tsukada : 22:25

2007年02月25日

休日診療所

 先週の真ん中は、春を過ぎて初夏のような温かさ。2月というのに、雪が全くない状態は異常です。これが今年だけのことであるといいのですが。

 お山の杉も勘違いして、春が来たと思ったのでしょう。花粉が大量に飛んできました。例年は新潟では3月上旬から中旬にかけて飛散が始まりますので、今年は半月以上早いことになります。

 花粉症の患者さんが、小児科でもけっこう見られていました。お子さんと一緒に来られる親御さんの中で、風邪ではないのにマスクをしていたり、鼻水を流し、目を赤くしている方をお見受けしました。職員も何人かが症状が出始め、花粉症の薬を使い出しています。

 花粉症は10代から始まる病気と以前は考えられていましたが、最近はそうではありません。小学生では当たり前に多くいますし、保育園に通っている幼児でももう珍しくはありません。低年齢化しているのは、現代病といわれるアレルギー疾患の特徴なのでしょう。

 そんな温かい数日から一転して、週末は冬型のお天気に。昨日は久しぶりに雪が降ってきました。真冬のはずなのに、そして雪国なのに、雪を見て「珍しい」と思うのですから、ヘンな話です。もっとも積もることもなく、今日は太陽がまぶしく輝いています。

 今日は私は休日診療所の出番。朝から夕方まで、ほぼ切れ目なく患者さんを診ています。こんなに混雑したのは、私にとってほとんど初めての経験。その大半はインフルエンザの患者さんでした。

 2月上旬から始まったインフルエンザの流行が、先週から大規模になっていましたので、予想はしていましたが・・。ふだんと違う場所で、いつもとは違うスタッフで、いつもとは違う診療材料や薬剤を使いながらの診療は、やっぱり大変です。何とか最後まで仕事をこなした、といった状態です。

 明日は、休み明けも重なり、けっこう外来が混み合いそうです。今から心配をしています・・。

投稿者 tsukada : 16:06

2007年02月23日

社説盗用

 いろいろなところで「ねつ造」が問題になっています。テレビでは「あるある大辞典2」の納豆ダイエットが世間を騒がせましたが、それ以外にもとくに健康番組で似たような不適切な表現が多くあるようです。

 テレビは視聴率という数字が番組を評価する最高の物差しという世界のようですから、その内容の真偽や科学的な正確さについては、考慮してはいられない、ということなのでしょう。一見「科学的」と思わせるような装いをすることも、それが視聴率を高くすることが目的なのですから、ずいぶんと人をバカにした話です。

 テレビの不正を追及している新聞も、似たり寄ったりのようです。先月は、朝日新聞の記者が地域の催し物を取材し、その写真につけた説明を、他紙からそっくり拝借していたことが発覚し、処分を受けました。記者の所属が新潟支局だということですし、近隣での出来事だったので驚きました。

 数日前には、「新潟日報」という地方紙でも不祥事がおきました。今度は「社説」の盗用。朝日新聞の社説を下敷きにして、社説を書いていたというもの。全体の論旨と構成が同じであり、類似した表現も数か所にあったということです。この社説を書いた論説委員は、すでに処分されました。

 社説といえば、その新聞の心臓部分。編集部がもっとも力を入れて書き上げるものでしょう。(それを読者が読むかどうかは別ですが。)文章に仕上げるのは個人の編集者だとしても、その内容については、編集部全体で討議し、合意しているはず。その意味では、他紙をコピーして作っただけの社説は、内容が問われるだけではなく、新聞全体の編集方針、力量、真偽など、その根幹が問われることでしょう。

 もっとも、その程度の新聞だと思って読んでいればいいのかもしれません。その紙面を、新聞社が独自に作っているとは必ずしもいえないからです。地方紙だとはいえ、中央の政治や経済などについても、そうとう詳しい記事が載っています。世界中の出来事も、伝えられています。それらを、自社の記者が取材しているわけではありません。

 こういった記事を作り、配信する会社があります。共同通信はその一つで、こういったところから記事を「買って」いるのですが、それが紙面を見る限り分かりません。かなり以前は配信会社名を記事に明記していたように思いますが、いつからか、それも行わなくなりました。

 配信記事をそのまま使用しているので、他紙と同じ記事が載ることもあります。全国紙は独自取材が多いはずなので、こういったことはあまりないでしょうが、テレビ欄を読み比べると、同じ内容のことがあります。きっと番組紹介や批評といった記事を売っている会社があるのでしょう。

 記事だけではありません。今回問題になった社説も、「論説参考資料」といったものを共同通信は配信しているのだそうです。それを下地にして、各地方紙などが自社の社説や論説を作ることもあるようなのですが、類似のものが他紙にも載ることがあるでしょう。

 ときには、そのままそっくり使うことがあるかもしれません(ほとんど同じ社説を見たことがありますが、頻回におきていることではないと思います)。「社説」といっても、その程度のものかと思ってしまいます。

 今回の「社説盗用」も、その延長線上にあったのかもしれません。普段から“下書き”にするものがあって、それを頼りに社説を作ることが習性になっていたのでは。いつもは契約料を払い、法的も問題のない「正規の下書き」を使っていましたが、たまたま(?)契約料を払わず、無断で(申し込んでも拒絶されるに決まっていますが)他紙の社説を「不適切な下敷き」にしてしまった・・。

 そうだとすると、問題の根源はそうとう深いものがあります。自分の目でみて、聞いて、取材し、自分の頭で考えるという、ジャーナリズムに最も必要とされるものが欠如しているということなのですから。

 新聞社も、結局は数字=販売部数だけがその存在の評価になっているとしたら、病根はテレビ界と同じです。芯があり、スジを通すことは、この社会では難しいことなんですね。

投稿者 tsukada : 23:29

2007年02月22日

半世紀

 昨日は恥ずかしながら自分が誕生日だと“公言”してしまいました。そのおかげで、HPの「ゲスト・ブック」にもお祝いを書き込んでいただきましたし、直接お祝いメールも何通かいただきました。いい歳をしてなんですが、やっぱり嬉しいものですね。ありがとうございました。

 50歳になりました。これまで「半世紀」生きてきたわけですが、そう思うと実感がしてきます。それなりの重みもあるものですね。

 人生100年と考えると、ちょうど半分の折り返し地点。まだまだすべきこと、したいこと、できることがたいさんありそうです。これまで以上に充実して生きて行けそうです。もっとも、私が100歳まで生きれるかどうかは、自分でも分かりませんし、それほど長生きはできないような気もしていますが。

 ともあれ、しばらくは小児科医として、地域の子どもたちと一緒に過ごしていくことが、私の生き甲斐ですし、元気の源です。子どもたちに助けられながらの一生になることでしょう。

 「生涯現役小児科医宣言」を出している手前、簡単に辞めるわけにはいきません。自分の健康に無頓着なのも、そろそろ改めないといけないと思う今日この頃です。

投稿者 tsukada : 22:19

2007年02月21日

今日は・・

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 私の50歳の誕生日です。職員のお子さんから、かわいい絵を描いてもらいました。ありがとうございました!

投稿者 tsukada : 11:55

新たな出発

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 今朝の日の出です。我が家の2階から、高田公園の森を登ってくる太陽を写したもの。何の苦労もせず、安易な写真ですが、どうぞご覧下さい。

投稿者 tsukada : 08:58

2007年02月20日

悩める診断

 インフルエンザの流行が日増しに拡大しています。

 例年より遅れて2月上旬、流行期に入りました。当地でも全国的な傾向とだいたい同じような振る舞い方をしています。今月下旬がおそらく峠になるだろうとのこと。今週と来週が要注意です。気をつけてお過ごし下さい。

 その場ですぐ判定のできるインフルエンザ検査キットが使えるようになって10年ほど。外来で使えるようになってから、タミフルなどの治療薬とならんで、インフルエンザ診療が飛躍的に進歩しました。

 以前は症状や流行の様子といった「状況証拠」でインフルエンザの診断をしていましたが、この検査キットを使うと「物的証拠」が得られます。患者さんの役に立つのはもちろん、私たちの診療上のストレスもずいぶんと軽減されました。

 A型とB型に分けて判定できるキットが主に使われています。「A香港型」と「Aソ連型」は区別できませんが、A型とB型インフルエンザの違いだけを見ていても、地域内での流行の様子がある程度分かります。

 近隣の小学校でここ2週間ほどB型インフルエンザが流行中。この学校は流行の最初はA型も多少出たのですが、今はB型一色。クラスを変えながら、まだ流行が止まってきていません。そして、その周囲の保育園や中学校でもB型インフルエンザの流行が次第に始まりました。

 インフルエンザがある集団の中で蔓延し、その後、その周囲に進行していく様子が、診察室にいながら把握することができるのです。毎日、同じ地区の子どもたちを継続的に診療している開業医の、醍醐味なのかもしれません。

 一方で、検査キットの悩みもあります。病気の初期(発症から半日程度)は、まだウイルス量が少なくて、検査をしても分からないことがあります。あるいは、鼻の奥から粘膜や鼻汁を綿棒でとらせてもらうのですが、上手に採取できず、やはり検査上では「陰性」、つまりインフルエンザの反応なしとなることがあります。

 反応がないというだけで、インフルエンザではないと、否定することはできません。最終判断は、やはり患者さんの症状などを総合的に診ながら行うことになります。「検査は陰性だけれど、やはりインフルエンザと考えて治療しましょう」などとお話しすることもあるのですが、そうであれば何のための検査なのか、といった疑問も出てきます。

 インフルエンザについては、疑わしい場合には積極的にインフルエンザとみなして治療薬を使用するようにすることが、本人の治療のためにもなりますし、周囲への感染の機会を減らすことになります。その意味で、流行が大きくなってきた場合には、検査をせずに判断していくことも、また大切だと考えています。

 そうはいっても、検査が陰性の場合には、インフルエンザとすべきか、明日また見直すために再診してもらうか、など、頭を悩ますことが多いのは事実です。毎日こんなストレスを抱えているから、頭がまた薄くなる・・!?

投稿者 tsukada : 23:59

2007年02月19日

健康セミナーより

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投稿者 tsukada : 18:26

2007年02月18日

チャコとは?

 今日は住宅メーカーなどが催した「健康セミナー」に呼ばれて、講演をしてきました。

 主催は「『チャコの家』の仲間たち」というグループなのですが、名前だけ聞くとヘンな団体?みたいですね。でもちゃんとしたまじめな人たちが、まじめに取り組んでいます。

 住宅を「高気密・高断熱」でつくり、そこに換気システムを設置することで、室内環境をより良いものにいていこう、というのがこの人たちの基本的な考え方。そのために石炭を使った特殊な断熱材も用いているのが、名前の由来のようです。「石炭=チャコール」からいただいた名前というのです。

 「チャコ」ですぐに思い出すのが「♪チャコの海岸物語」。若い頃よく歌っていた曲です。「てっきりサザン・オール・スターズのファンの集まりかと思いました」と講演の最初に言ってみたのですが・・すべっていました(-_-)

 私の医院も「高気密・高断熱」で作ってあります。「高気密」は「すきま風」がないことを意味していますが、逆に言えば換気をしなければ、室内の空気は次第に汚れてきます。瞬間湯沸かし器の事故でも大きな問題になりましたが、基本的に室内の空気を燃焼させるのは、そうとう換気に注意をしない限り、とても危険です。

 今では家全体の強制換気が常識になりつつありますが、医院を建てた1990年頃はまだその考えが浸透してはいませんでした。正確に言えば「日本では」を加えなくてはいけません。しかし、世界的には北欧ではそうとう進んでいて、住宅建設には不可欠なものとなっていたようです。そして、「全館換気システム」の機器が作られていました。

 日本のメーカーには、それに相当する機械は当時は皆無でした。設計士さんが紹介してくれたのが、スウェーデン製の機会。日本でも北海道や東北などの寒冷地で導入が始まっていたところでした。新潟県では実績がなく、当院での使用が初めて。そして、個人住宅での使用が多く、ある程度大きな建物での使用は、日本では当院が初めてのようだった、という話をあとでメーカーの方から聞きました。

 フレクトという会社の換気システムを使っているのですが、「チャコの家」でも同じ会社のものを勧めています。私の講演を依頼してきたのは、地域で子育て支援に取り組んでいる小児科医の話を聞きたいというのがきっかけのようです。同じ会社のシステムを使っていることは、お互いがあとで知ったこと。けっこう偶然ってあるものだな、と思ったものです。

 でも、偶然ではなく、必然だったのかも。人間に優しい環境を作ろうと思い、高気密住宅に計画換気の考え方を加えると、その答えは同じシステムに行き着くからです。

 そんな趣旨の「健康セミナー」に呼ばれて、楽しくお話をさせていただきました。もっとも私は「チャコの家」の仲間たちの“回し者”ではないので、本論は少子化や子育て支援についてです。その中にもついては、興味深い(と私が勝手に思っている)こともありますので、またの機会にお話をいたしましょう。

 とりあえず、今日の講演会は無事終了したことをご報告したしだいです。お疲れさまでした。

投稿者 tsukada : 22:15

2007年02月15日

大荒れの天気

 先日の春一番が吹いたお天気が一転し、昨日からは冬の嵐が吹き荒れています。今日は雪交じりの強風で、医院の周囲も多少白くなりました(といっても、例年とは全然違いますが)。

 お天気に引きづられたのかどうかは分かりませんが、インフルエンザも昨日からかなり増えてきました。A型とB型が混じっていましたが、今週はB型の方がずっと多くなっています。近くの小学校では、ほぼB型だけといった様子です。

 インフルエンザの治療薬には主な物が2つあります。「タミフル」と「リレンザ」(いずれも商品名)です。タミフルはご存じのように「新型インフルエンザ」が出現したときの治療や、その周囲への感染防止のためにも使おうという薬。内服で、カプセルとドライシロップがあります。インフルエンザに対する効果は抜群!・・だったのですが、ときどき効果の弱い患者さんを経験していました。

 それに対して「リレンザ」は吸入の薬。インフルエンザの“主戦場”である気道粘膜で直接働くので、その効果は即効性が早く、さらにけっこう良く効きます。とくにB型にたいしては、タミフルの効果がやや弱いと感じているので、B型インフルエンザの患者さんに対してはリレンザがおすすめ。

 以前は大人だけにしか使えなかったリレンザですが、現在は吸入のできる小児であれば、処方することができます。大幅に年齢制限が解除され、小児科でも使用頻度が増えてきている薬剤です。(アメリカでは、新型インフルエンザ対策として、タミフルと並んでリレンザの備蓄もされるようになっているようです)

 ということで、このところインフルエンザの検査したり、インフルエンザ用の薬を出したりする機会がとても増えました。この悪いお天気が災いしなければいいのですが。どうぞ体調に気をつけて、お過ごし下さい。

投稿者 tsukada : 23:33

2007年02月14日

アンフェアは誰?

 ここ数日、納得できず、もやもやとしていることがあります。それはある新聞に掲載されていた投書を読んだことから始まっています。

 12日付け朝日新聞の「声」欄の、「『自殺は卑怯』胸に残る一言」という題をつけられた投書です。高校教員という方が書いたものですが、タイトルの通り、「自殺は卑怯な行為だ」という主張です。

 確かに自殺は良くないことだと思っています。でも、自殺した人に向かって「おまえは卑怯者だ」と言って、それで何が始まるのでしょう。何かおかしいのでは。

 そんな違和感を感じながら過ごしていました。そのままにしていてもいいかもしれないし、忘れてしまっても良かったのかもしれないけれど、でもやっぱり放っておけませんでした。

 本当の卑怯者は、誰? アンフェアな人は自殺者なの?

 今朝、このことが気になって早めに目が覚め、投稿文を一気に仕上げました。そして朝日新聞にメールで投稿したところです。

 採用されるかどうかは分かりませんが、もし紙面で私の拙文を見つけたら、どうぞお読みになって下さい。(掲載されたら、またこの「院長ブログ」でも紹介することになるでしょう)

投稿者 tsukada : 23:59

2007年02月13日

インフルエンザ↑

 連休明けの今日は、やはり外来は混み合っていました。そして、インフルエンザ患者さんも先週より明らかに多く来院されました。

 インフルエンザは、近くの小学校の子どもたちが一番多かったようです。そこではB型インフルエンザが大半をしめていて、その他のところではA型とB型が半々といったところ。

 インフルエンザは急激に流行が拡大し、爆発的な勢いになることがあります。当院の開院(1990年)から10数年がたちますが、数年に一度はものすごい大流行を経験しています。まさに小児科医院の待合室が爆発してしまいそうなまでの・・。

 でも、今日の様子はそこまでの大きな流行にはなっていないようです。多くはなってきたものの、まだ余裕があります・・患者さんにも、私たちにも。このまま「ほどほどの流行」で終わってくれればいいと思うのですが、どうなるでしょうか。

 明日からはまた低気圧が入り込んで、荒れ模様のお天気になるようです。体調をくずさないよう、気をつけていてください。

 大学受験や高校受験などもそろそろ本番になってきています。受験生やそのご家族の方も、気をもんでおられることでしょう。あまり無理をせず、休みもしっかりととりながら、最後まで力を尽くして下さい。

投稿者 tsukada : 22:47

2007年02月12日

2月なのに・・

 2月の連休はいかがすごされましたか? ここ新潟も雪が降らず、降ってもあまり冷たくない雨。こんな2月でいいのか?って真剣に考えるほどです。

 2月上〜中旬は、おそらく1年で一番厳しい季節のはず。私の娘が生まれたのもこのころですが、当時のことを思い出しても、吹雪の中で車を走らせたことが頭に浮かびます。

 少し離れた場所に入院しましたが、そこまで車で行くことができず、電車に乗っていったことも。その時に、凍結した路面で足をとられそうになりながら、冷え切った中を歩いていったこともありました。駅の近くの路上に置いておいた自動車は、その運転席側のドアが消雪パイプから出ている地下水で凍っていて開かず、助手席から乗り込んだことも思い起こしました。比較的温かい地下水すら凍りつくのですから、そうとうの寒さでした。

 私が生まれたのも2月。自分の誕生月ではありますが、雪や寒さなど、お天気が厳しく、あまりいい思い出がないのも事実。でも今年は、雪国ではないような生活をさせてもらっています。こんなことでいいのか?って思いは確かにありますが、正直に言って、やっぱり雪はないほうが生活がしやすいですね。

 そして今シーズンはインフルエンザがあまり流行っていないのも、幸運なこと。このまま“運”が続けばいいのですが、どうなることでしょう。

 連休が過ぎ、明日からまた普通の日々。とりあえず休み明けの明日は、ちょっと大変かも。今日は早めに休みことにしましょう。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年02月10日

段ボールはどこへ?

 昨日のニュース。東京で起きた妹殺害事件で、重要な証拠品を“捨てて”しまったと報じられました。重大な事件でしたし、関心も高かったので、唖然としてしまいました。

 凶器とされる木刀、その後遺体を切断したとされるのこぎりなどが入っていたとのこと。鑑定に出すために段ボール箱に入れておいたところ、ゴミと一緒に捨てられたとか。それも逮捕からわずか3日以内におきた“事件”だったようです。

 にわかには信じられないことです。事件の立証のための最重要な証拠品。ロッカーに入れて保管するという内規があるのだそうですが、それを無視して床にそのままおいていたとのこと。警察の中ではいつものことなのかもしれませんが、普通の人には想像できません。

 段ボールには、何も書かれていなかったのでしょうか。事件名も書くのが普通なのかとも思うのですが、“普通”が通じない人たちのようですから、そんな面倒なことはしなかったのかもしれませんね。でも、せめて「証拠品」とか「重要」とか書いてあれば、その表示を見ながら、それを捨ててしまうことは、ないように思うのですが・・(それも普通の人とは感覚が違うのかもしれません)。

 捨てたらしいというのも、何だかハッキリしていないよう。きっとそうだろうという“推測”です。誰かが段ボール箱を持ち出したわけですよね。部外の人が入ることなど、ありえないこと。警察の関係者しかありえないわけですから、誰がいつ箱を持ち出し、それをどこに持って行ったのかという経過がどうして不明なのでしょう。分かりません。

 1月4日の逮捕とともに証拠を押収。7日午後に紛失が発覚。前日の6日にゴミと一緒に廃棄したらしいとのこと。そこから“捜索”を始めたとしたら、前日のことがどうして分からないのか、ますます不可思議です。

 直接関係した人は特定されているのかどうかも分かりませんが、箱の行方を探し出すことができなかったのは、ますます解せません。廃棄物の処理の方法は決まっているわけですよね。署内にゴミ集積場があるはずですし、特定の業者が委託を受けて回収しているはず。そこをたどっていけば、容易に探し出すことができそうなものです。

 仮にすでに処分されたとしても、それが埋め立てなどであればそのまま残っているでしょう。焼却処分だとしても、金属部分は残っている可能性があります。分別処理などのために中を開けていれば、その中身の異常さに気づきそうなものです。

 日本の警察は検挙率が高く、捜査能力は高いと言われてきました。それなのに、こんな大切な証拠品を粗末に扱ってしまったり、その後の“捜索”でも見つけだすことができないなんて、その能力を疑ってしまいます。

 ところで、この紛失事件を公表したのは、1か月以上も経ってからでした。この間、探し続けていた・・などということでもなさそうです。すぐに“公開捜査”をしていれば、どこかで見つかったかもしれませんよね。やっぱり隠したかったのでしょう、最低レベルの不祥事ですから。

 それとも、外部者が入り込んで、事件の重要な証拠を隠滅した!? そんな荒唐無稽のことは、ないでしょうね。

 心配なのは、裁判への影響です。証拠がなければ、犯人を有罪にできなくなります。物証は重要です。まあ、その点は大丈夫かも。日本は証拠がなくても、本人の“自供”とか、周囲の“状況証拠”だけで簡単に有罪にできてしまうようですから。本当は怖いことなですが。

投稿者 tsukada : 19:09

2007年02月08日

暖冬とインフルエンザ

 インフルエンザは1月下旬に少しずつ発生が始まり、2月第1週で「流行期」に入りました。今シーズンの流行は、例年より遅く始まっています。

 このまま流行の規模が小さくてすめばいいのですが、なかなか将来のことは分かりません。以前の例では、2月中旬に始まった流行が、2月下旬から3月上旬にかけて大規模になったこともありました。油断は禁物です。できることなら、インフルエンザ・ウイルスに直接話を聞きたいものです。

 ただし、良い情報もありました。今シーズンの流行パターンが、始まりが遅いだけではなく、その立ち上がり方(患者数の増え方)がゆっくりだというのです。こんな年は、最終的な流行の規模が小さくて終わる傾向があるとのこと。それを信じることができれば、少し気持ちが楽になりますね。

 そうは言ってもやはり少しずつインフルエンザ患者が発生しています。うがい、手洗いの励行などとともに、生活リズムなどにも気をつけてお過ごし下さい。

 ところで、今冬のインフルエンザ流行が遅れているのが、暖冬の影響だという言い方をしている方もいます(私もそんなふうなお話をしたこともありました)。でも、それって本当なのかと、あるマスコミの記者の方から問われて、もう一度見直してみました。

 その記者の方も指摘していたのですが、測候所などで調べても、気象とインフルエンザ流行のパターンには関係がないようです。

 もし関係がある(つまり「寒かったり雪が多く降ったりする冬はインフルエンザが大流行する」)としたら、地理的に暖かくて雪も降らない地域では、インフルエンザはあまり大きな流行にはならない・・という現象がみられてもいいはずですよね。それがないことも、暖冬や少雪と関係づけることができない理由です。

 以前より多くの方がインフルエンザの予防接種を受けていただくようになりました。その点はどうか?という質問もありました。期待としては、そんな結論がでるといいのですが、ワクチン接種の普及との関係も、それほどないようです。

 現在使っているワクチンは、さほど効果の強いものではないので、インフルエンザの軽症化に役だっていても、感染を必ずしも阻止できているわけではないからです。今後ワクチンが改良されて、より効果の強いワクチンができてくると、ワクチンの接種率と流行規模が逆相関する可能性があります。

 インフルエンザは、一度かかると、一応免疫ができますので、次はかかりにくくなります。大きな流行がおきたあとは、その後は免疫をもっている人が多いためにしばらくは流行が小規模になると期待されます。 しかし、実際にはそうなっていないようにも見えるのは、また理由があります。

 インフルエンザウイルスには現在は3種類があるので、どの方が流行したかによって、違ってきます。さらに、A型はウイルスの形が変異しやすいので、同じA香港型とかAソ連型としても、翌年に少し変異したウイルスが出現すると、前年の流行と関係なく流行する可能性もあります。地域的に流行のおき方が違えば、翌年以降の流行を、全体として見てしまうとごっちゃまぜになって、訳が分からなくあります。

 インフルエンザの流行は、こういった多種の要因が絡み合っているため、単純にこうだからこうだというわけにはいかないようなのです。その点で、私たちも流行の予測がたてづらいですし、一般の方から、せっかくワクチンをしてもかかった、流行が大きかった、などという“苦情”をいただくことになってしまいます。

 何だか言い訳がましくなってしまいましたが、スパッと割り切れないところは、社会の縮図と似ているのかもしれません。

 インフルエンザウイルスは“生き物”。その形も性質も、どんどん進化していきます。新型インフルエンザの出現も時間の問題になってきています。もし人間の間で感染し合う新しいインフルエンザ・ウイルスができると、たちまちのうちに地球規模での流行(パンデミック)になってしまうと考えられています。日本でも数千万人が感染し、数十万人が死亡するだろうとの予測もあります。

 そんな怖いウイルスと付き合いたくはないのですが、残念ながら人間が生きていく限りウイルスと接触しないですむことはありません。そればかりか、人間の遺伝子の中にはウイルスの遺伝子が組み込まれているくらいですから、共に仲良く生きていくことが大切なのでしょうね。

 それにしても、あまり凶暴なウイルスとは友だちになりたくありません。ウイルスの皆さん、私たちと仲良くしたいのなら、少しは穏やかになっていて下さいね。

投稿者 tsukada : 18:08

2007年02月07日

拝啓 柳沢大臣さま

 この方はまたやってしまいました。どうも放言癖があるのでしょうか。

 柳沢厚生労働大臣の発言です。今後の少子化対策への取り組みについて「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と。

 さっそく、「一人しか子どもがいない人や、子どもができない人は不健全なのか!?」と言った反発がでています。そう言いたくもなるでしょう、つい先日、女性を「産む機械」と言ってしまった方なのですから。

 前後の文脈を読んでもらえれば、不適切なものではないと本人は言っていますが、どうなんでしょう。政治家はある意味で言葉が命です。その発言が、さまざまな影響を与えます。マスコミに取り上げられ、国民の中で語り伝えられていくものです。

 悪意ある取り上げ方もときにはあるでしょうが、そうだからこそ、よけいに気をつけて発言する必要があります。

 逆に、マスコミや国民をうまく使って、自らの政策や主義をプロパガンダする政治家もいます。「ワンフレーズ・ポリティックス」と言われた小泉・前首相は、その才能に長けていました。政策に反対する人たちを全て「反対勢力」と言ってしまうことで、その人たちがそれぞれもっている意見や批判を封じ込めてしまったわけですから、考えによっては恐ろしいことです。

 柳沢大臣の言葉を、揚げ足取りするかのように、批判だけするのはあまり好ましいことではないと思います。中身の議論ができなくなってしまうからです。

 でも、やっぱり発言には気をつけましょう。他者への思いやりと丁寧さをもっていれば、こういった誤解を与える表現はできないはずなのですが。

 実は私たち小児科医も、けっこうこういったことをしているのです。健診の場面で、小柄な子どもに「小さいね」と言ってしまうと、お母さんを傷つけてしまいます。お母さんの気持ちを思えば、例えば「平均に比べれば小柄だけど、順調に発育しているから大丈夫ですよ」とお話ししてあげてほしいです。

 発達の段階はけっこう個人差があります。生後6〜7か月でお座りがまだできない赤ちゃんに対して「まだできない」と言い捨てず、「もう少しだね」というような言い方をしてあげたらどうでしょう。

 基本は、苦労をしながら子育てをしているお母さん方に、思いを寄せてあげられるかどうか、なのだと思います。寄り添うことができれば、言葉かけは自然と変わってきます。

 柳沢大臣。ぜひ、若い世代の人たちに、そして子どもたちに、思いを寄せてください。寄り添ってください。きっと言葉かけも変わることでしょう。あなたは、そんなに悪い人ではないように思っていますよ。

投稿者 tsukada : 18:52

暖かいですよ!

 ここ数日は初春のような温かいお天気になってきます。昨日は最高気温が15度にもなったとか。4月下旬のような陽気だそうですが、周りに雪がないので、体感としては初夏なのかと思ってしまいます。

 それでも夜は気温が下がります。凍り付くほどの寒さではありませんが、やっぱり冬。暖房がかかせません。

 我が家は毎晩、薪ストーブを焚いています。これが冬のお楽しみ。夜も、これさえあればポカポカです(*^_^*)

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 雰囲気を盛り上げるためには、雪がシンシンと降ってくれるいいのですが・・そんなことを言うと白い目で見られそうなので、やめておきます。

投稿者 tsukada : 12:04

2007年02月06日

柳沢発言のもう一つの問題

 日本の少子化傾向は、世界でトップクラス。高齢化とあわせて、その動向は日本の将来を左右する一大事。

 ぜひ子どもの数を多くしたいということで、柳沢厚生労働大臣は「女性は子どもを産む機械」などを発言し、総スカンをくっています。その表現のお粗末さについては、世の女性を敵にまわしても仕方のないことでしょう。

 世間を騒がせているその発言ですが、言葉の不適切さだけが問題にされているのは、ちょっと違うのではないかと思っています。彼に同情するつもりはありませんが、内容にかかわりなく、形だけの「言葉狩り」になってしまっていないか、心配をしています。

 大臣の発言の問題の核心は別のところにあります。「結婚している女性がより多くの子どもを産めば、少子化社会は解消する」といった内容の発言をしているわけですが、その考え方こそ、実は最大の問題なのです。

 日本での出生数は、戦後すぐの1949年(昭和24年)に約270万人と最高で、この前後を第一次ベビーブームと言っています。約20年後の1973年(昭和48年)に約210万人になり、この前後が第二次ベビーブームになりました。その後はほぼ毎年減り続け、2005年(平成17年)には約106万人と過去最低になっています。

 合計特殊出生率(おおむね一人の女性が生涯に産む子どもの数)は1947年の4.32が最高で、一昨年(2005年)は1.25まで減少。そしてまだ減少傾向に歯止めがかかってはいません。

 ここまでの説明では、女性が産む子どもの数が減ったために出生数が減った、と単純に結論されそうです。そしてその原因に、女性の晩婚化、女性の社会進出(専業主婦の減少)などがよく語られているところです。

 でも、本当にそうなのか、良く見極める必要があります。次のグラフを見てください。

  <夫婦の完結出生児数(結婚持続期間15〜19年)>
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 一定の年数がたった夫婦の間に生まれている子どもの数です。1970年代以降、ほとんど変わっていません。その数字も、夫婦=2人の男女に2人以上の子どもが生まれているわけですから、人口維持の観点からは、増えすぎず、減りすぎないという“理想の子ども数”だと言えます。

 結婚して、安定してくると、一定の子どもが生まれています。子どもをもたないという選択をする夫婦もいるでしょうが(それが悪いという意味ではありません)、その数がそれほど大勢ではないことも分かります。

 「女性の晩婚化」が生まれる子ども数を減らしているのではないか、とも言われていますが、そうでもないようです。(もしそうなら、夫婦の間に生まれる子ども数が減少してくるはずです。)

 ここまでお話をすればもう分かっていただけたかと思います。結婚しない「男女」が多くなっているのです。次のグラフにそれが如実に表れています。

  <男女・年齢階級(25〜39歳)別未婚率の推移>
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 左は男性、右は女性のもの。どちらも近年に未婚率が急上昇していることが分かります。そして、肝心なことは、その割合が男性の方が女性よりもはるかに高いという点です。

 日本は欧米と違って、未婚のまま子どもをつくる割合はとても少ないです。結婚しない男女が増えたわけですから、出生数が減少するのは当然のこと。そして、その“責任”はより男性にある、ということです。

 これが日本における少子化についての事実です。この数字は、すべて内閣府が発表しているものですし、「少子化社会白書」という役所の文書に掲載されているものです。

 こういったことから、少子化対策として必要なのは、安心して結婚できる環境を用意すること。それができていないのが、今の日本の社会の最大の問題です。20代後半から30代前半の雇用が安定しておらず、その世代の収入は他よりも(高齢者よりも)少ないことが、「結婚できない男女」を作っていることを指摘しておきます。(この数字についても、同じ「少子化社会白書」で紹介されています。)

 柳沢大臣の発言をもう一度思い出してください。女性がもう一人多く子どもを産めば、少子化は改善する、という内容です。その間違いに、もう気づいていただけたかと思います。

 すでに結婚している女性は、すでに十分に子どもを生み、育てています。それなのに、より多くの子どもをさらに生むとなれば、より長く家庭の中にいることを求められることになります。

 日本は男性中心の社会。男性は仕事を続けるのは当然だとする一方で、女性は結婚・出産・育児のために仕事をやめることが当たり前のようになっています。それが、日本の社会を大きくゆがめていることをしっかりと見つめなければ、少子化社会の問題は解決することはないでしょう。

 こういった資料を読み、それを分析し、今後の対策を考えていくのは、役人も政治家もそれなりにしているはず。それなのに、ああいった発言がでてくるのは、やっぱり分かっていないんだなと思ってしまいます。

 でも、もしかしたら、全部のことが分かっていたのかもしれません。それをきちんと説明するとしたら、女性だけに家庭や育児のことを押しつけている日本の社会を批判せざるをえなくなってしまうことも、見えているのかも。もちろん「女性は家庭に戻れ」などと言いかねない首相に、翻意を求めることなど、できないことも見えてしまっているのかもしれません。

 やっぱり日本の少子化問題は、根が深いです。

(注:グラフはいずれも「18年版少子化社会白書」より)

投稿者 tsukada : 18:35

2007年02月04日

地域医療フォーラム

 昨日は長岡市で開かれた「地域医療フォーラム」に参加してきました。これは新潟県内の自治医大卒業医師が主体になっておこなっているもので、それぞれの医療活動を報告したり、地域医療の課題について話し合ったりしています。年に1回の開催で、今回が8回目です。

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 私にも“宿題”がありました。私の医院のことを紹介しろというものです。病院の勤務医(中には病院長も数名います)が会員の中心なので、開業医のことを知っていただくことは意味のあることかと思い、引き受けました。

 小児科の直面している問題として「少子化社会」や「子育て支援」があります。当院がそれらとどう関わってきているかについても、簡単に触れながら話をしました。

 そして一番の見せ場(?)は「病児保育」についてです。当院が取り組んでいる子育て支援の中で最大のものですし、これからの社会になくてはならないものだからです。きっと力の入った話し方をしていたことでしょう。

 今回は自治医大の学生さん方もおおぜい来られていました。先輩の様子を見ておくことは、自分たちが卒業し、医師として地域の中で活動するときにきっと役にたつはずです。まだ勉強中の彼ら・彼女らが、将来の自分たちの姿を多少はイメージできたのではないかと思います。

 私が学生だったのは、もう30年ほど前のこと。当時は女性はとても少なかったのですが、今は2〜3割が女子学生になっているようです。男のことだけを考えていれば良かった時代は、もう過ぎ去っているはずなのですが・・。

 医者の世界はまだまだ男性中心。女性の医師が長く働き続けるのは大変です。多くの困難があります。そんな意味でも、「病児保育」の話を知って、女子学生さんたちの将来への不安が少しは払拭できたかと思うのですが、どうだったでしょう。

投稿者 tsukada : 19:34

2007年02月03日

初出動

 2月に入って降り始めた雪。やっぱり雪国なんだから降らなくては!と言っているかどうかは知りませんが、喜んでいる物たちもいます。除雪用の機械です。

 我が家の力持ち=ママドーザーもやっと出番がきました。今日は今シーズン初めての稼働です。

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 でも、あんまり少なくて、すぐに雪かきが終わってしまいました。エンジンをかけて暖機運転したり、ガレージからの出し入れの方が時間がかかっていたくらい。全然使わないと調子が悪くなったり、バッテリーがあがってしまうこともあるので、慣らし運転のつもりでした。

 それに少しは家の仕事をさせて、「おまえも役に立ったら、厳しい冬を乗り越えることができたんだ」って、思ってあげたいですからね。

投稿者 tsukada : 14:10

2007年02月02日

 昨日からの雪が夜も続きいていました。一日にして、周りはすっかり雪景色です。家の前の公園も少し前までは春のような光景でしたが、今朝は一転して冬に逆戻り。

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 朝の出勤も、久しぶりに雪道。ほぼ1か月ぶりに除雪車が出動し、雪を道ばたにかき分けてあったので、運転はスムーズでしたが。

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 もっとも、ここ新潟は雪国なのですから、こんな景色は当たり前のはず。普通に感じないところが、今年の“異常気象”のなせることなのでしょう。

 でも天気予報では明日は晴れマークがあり、そのあとは雨のよう。冬型のお天気は、2月に入っても長続きしないようです。良いことなのか、悪いことなのか・・。

投稿者 tsukada : 23:59

2007年02月01日

歴史的な記録

 1月はやっぱり「少雪」でした。新潟地方気象台が発表したところでは、新潟市内では1月、積雪がなかったそうです。これは1891(明治24)年の観測開始以来、初めて。私の住む上越市の高田測候所でも1月1日に観測した12センチが最深積雪で、これも観測史上最も少ないのだとか。

 今シーズンの「暖冬少雪」ぶりは、歴史に残る大記録(?)になりました。これが地球温暖化と、その先の地球滅亡の前触れなのかも・・などと考えると、寒気(さむけ)を覚えてきます。

 もっとも、今日は日本列島の上空に大きな寒気(かんき)が入って、ほぼ1か月ぶりの雪になっているので、寒気(さむけ)はそのせいかもしれません。

 夕方の帰宅時には、道路にも少し圧雪ができるほど。すでに10センチくらいは雪が積もっているようです。久しぶりの雪で、車の運転もみんな慎重になっていました。

 私は・・自動車に積もった雪を取り除く道具を入れておらず、手で払いのけていました。いつも「備えあれば憂いなし」とか、「危機管理をきちんと」などと説教がましいことを言っているくせに、自分のこととなるといい加減なものです。

投稿者 tsukada : 22:10

今日から2月

 雪の全くなかった1月でしたが、今日の午後から雪模様。2月になるのを待っていたかのようです。

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 医院の建物も、久しぶりに白くお化粧をしました。

投稿者 tsukada : 15:07