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2006年06月19日

明かりのともらない街灯

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 昨日散歩中に気になって撮った写真です。ここは上越市・高田城跡公園の中にある歩道(実は我が家の前)。毎日多くの方が散歩をしたり、学校の行き帰りに使ったりしています。

 桜が多く植えられていて、お花見の時には最高の散歩コース。松などの木々も多く、暑い夏でも木陰が人々を守ってくれます。日中はいいのですが、問題は夜。街灯などもなく、真っ暗な夜道に変貌し、散歩もままならなくなります。

 写真に見えるのは、新しく設置された街灯です。確か昨年11月ころから工事が始まり、道のところどころを明るく照らし出してくれて、これで夜道も安心・・となるはずでした。でも、工事から半年も経つのに、まだ明かりがともりません。歩道脇に作られたただのモニュメントになっています。こういうのを「でくの坊」とでも呼ぶのでしょうね。

 工事が始まるときには近くに大きな看板が立ちました。そこには、確か年度をまたいで工事をするのだと書いてあり、ヘンだな、と思ったものです。ここは豪雪地帯。とくに昨年末は記録的な大雪で、12月には公園全体がすっぽり雪に埋まりました。工事の様子を見ていましたが、設置地点の雪かきをしてから作業にかかっていて、「どうしてこんな時に工事を始めるの?」といぶかしく思っていました。案の定、設置はしたものの、春までは雪に埋もれないようにすっぽりと覆いをかけられていました。

 春になり、雪もとけ、覆いがはずされました。さあ、いよいよ工事再開か、と思っていましたが、その後の動きはなし。4月上旬、ここは“日本三大夜桜”の舞台になりましたが、夜桜見物に訪れる方々の足下を照らすでもなく、ただただ静かにたたずんでいました。

 それからもう2か月以上たちますが、まだひっそりとしたままです。二つの年度のまたがった工事・・続きは、今年度の最後ということなのでしょうか? いやいや、正確には覚えていませんが、工事を知らせる看板には、そこまで長い期間だとは書いていませんでしたし、すでの工事が終わったかのように、その看板も撤去されています。

 モノはできているのだから、あとは電気を通すだけなのに、と思って良く見たら、そうでもないようです。配管工事もまだ終わっていません。写真で分かりますが、地面の右の方から黒いホース状のものが立ち上がっています。これが街灯につながる配管のようですが、それが街灯のどこにつながるのか、よ〜く見るのですが、分かりません。

 街灯の下はコンクリートで固められているので、配管をつなげるためにはもう一度コンクリートの下を通さなくてはいけません。壊さない限りできない工事のように思いますが、どうなんでしょう。簡単に地中にもぐりこませられるのでしょうか? そうだとしたら、最初からそうしておくでしょう(冬の間の大雪で、ホースの一部は壊れているようにも見えます)。それとも、街灯の地上部分のどこかに途中にくっつけるの??

 どう見ても私には“欠陥工事”にしか見えませんが、本当のところはどうなんでしょう。きちんと配管工事までできていれば、そこに配線を通し、電灯をつけるのは簡単にできるはず。近くには大きな配電盤も設置されています。もっともその中はメーターもなく、空っぽのままですが。

 何か特別な事情があるのでしょうか? お役所のすることはよく分かりません。そう言っていても始まらないんで、今度ちゃんと聞いてみましょう。市の税金でやっている仕事なのですから。

投稿者 tsukada : 2006年06月19日 23:07