新潟日報「窓」欄2001年7月28日掲載
保育園の暑さ対策十分に
連日、体温を超えるような猛暑が続いています。大人の私たちでも気分が悪くなったりしますが、子どもたちやお年寄りはよほど注意をしていないと熱中症になりかねません。
小児科外来でも、こんなお子さんがいました。保育園で熱がでたといってお母さんが呼ばれ、あわてて連れてきたのですが、診察のときには全く症状がなく、元気もいい。どうやら、冷房の効いた待合室にいて、平熱に戻り、体調も良くなったようです。軽い熱中症でした。
その方にお話を聞くと、三歳未満児の保育室にもクーラーどころか、扇風機もないという。最近になって、親からの要望で麦茶が自由に飲めるようになったそうです。これでは熱中症に陥る子どもが出てもおかしくない状態です。
保育環境が劣悪だといって民間のベビーホテルが問題になっていますが、普通の保育園でも、暑さに対する対策は十分でしょうか? 事故が起きてからでは遅いのです。園の設置者は人命に関わるという意識をもって、直ちに対処すること、自治体は緊急に調査し、必要に応じて指導することを強く望みます。
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