2005年5月号(173号)
今年の桜もお花見も例年にまして楽しませてもらいました。
これからは新緑の季節。そとに出かけるのが楽しみですね。
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今月の話題
●重大事故の再発防止を
●【子どもの救急(6)】下痢
●統計から見たわたぼうし病児保育室(1)
○「子育てフォーラム」のお知らせ
○感染症情報
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■重大事故の再発防止を
先日、列車脱線事故で多くの方が死傷するという大惨事がありました。毎日を一生懸命に生きている人たちが突然に命を奪われていくことに深い悲しみと憤りを感じます。
事故原因は運転手の過失にあるようです。しかし、間違った運転をさせた会社側の責任も、また大きなものがあります。根本のところまで徹底して原因を追及し、今後の対策をたてなければ、同様の事故がまた起きてしまうかもしれません。また、もし運転ミスなど突発的なことが起きても、脱線などの重大事故に結びつかないようなシステムも必要でしょう。
事故で亡くなった方々の命は、もう戻ってきません。しかし、この事故をきっかけに今後の事故予防をきちんとすることが、せめてもの弔いだと思います。ご冥福をお祈りいたします。
■【子どもの救急(6)】下痢
下痢は子どもたちでよくみられる症状。そのままにしていても大丈夫なものから、重症で緊急に対処しなければいけないものまで様々です。
下痢とは、いつものウンチよりも軟らかいか、回数が多くなってることをいいます。程度が強くなると、泥状から水状(水様便)になりますし、回数も頻回になります。
乳幼児はまだ消化吸収の能力がしっかりしていないために、下痢になりやすいのです。とくに三歳くらいまでは有益な腸内細菌がまだ少ないので、ちょっとしたことで消化不良になりやすいものです。たとえば風邪をひいただけでも下痢を伴うことが良くあります。
下痢をしていると体の水分が失われていきますので、水分をいつもより多めに与えます。薄い麦茶、子ども用イオン飲料などをこまめに。牛乳などの乳製品は下痢を悪くすることがあるので、落ち着くまではさけて下さい。食事は消化しやすい物を。炭水化物を中心にし、脂肪やタンパク質は少なめにして下さい。離乳食では一段階前のものに。
食欲が落ちることを心配されますが、消化ができないから食べたくないという自然な意思表示です。基本的には水分がとれていれば大丈夫で、むしろ栄養はとらない方がお腹にとっては大切です。
下痢をしているとおしりが汚れがちです。ウンチのたびに石けんと温かいお湯で優しく洗い流してあげて下さい。
下痢の程度が軽いようであればゆっくり待っていていいです。しかし、顔色が悪く、ぐったりしている、さらに吐いたりして水分をとってくれないなどのときは脱水状態が心配です。早急に受診をして下さい。おしっこが半日以上でていないことも、脱水のサインです。また、高熱、腹痛、血便など、他の症状を伴うときも心配です。
お子さんの様子をよく見ながら、的確に対処して下さい。
■統計から見たわたぼうし病児保育室(1)
わたぼうし病児保育室の16年度の利用者は、総数1,154名、1日平均4.8名でした。日単位の利用者数でみると、最小はゼロ=利用なしの日もあります。最大14名ということが3日ありました。利用者が一定していないということが、保育室の運営をいっそう難しくしています。
また、定員を上回る日も少なくありません。「定員を超えるから」という理由で利用希望をお断りしてしまうと、「子育てに困った親御さんの支援をする」という病児保育の目的にあわなくなってしまいます。そのため当院では、院内の職員を保育室勤務にあてるなどして、臨機応変に対応し、希望のあったお子さんを全員、必ずお預かりすることにしています。
昨年度は定員が6名でしたが、今年度より保育士をさらに増員し、8名に定員を増やしました。これによって受け入れ体制をさらに強化・充実することができました。
■お知らせ
○今月21日(土)に「子育てフォーラム」がリージョンプラザ上越にて開催されます。これは、子どもの心と体の発達について、専門の先生方からお話を聞き、日々の子育てなどに役立てていただこうと考えて企画しました。講師のお一人は「輝ける子」などの著者の明橋大二先生です。ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思っています。
★上越子育てフォーラム
・5月21日(土)14:30〜17:00
・リージョンプラザ上越 コンサートホール
・入場無料
【プログラム】 座長 塚田次郎
講演1 「見逃さないで!こどものこころ SOS」
真生会富山病院 心療内科部長 明橋大二先生
講演2 「こどもの身体計測からわかることは何?」
埼玉医科大学 小児科学教授 佐々木 望先生
※会場整理の都合上、予約が必要です。医院までご連絡下さい。
■感染症情報
今シーズンのインフルエンザの流行は先月(4月)下旬にやっと終息を迎えました。ここ十数年でもっとも大きな規模の流行になったかではなく、春先まで長引いていたのも、大きな特徴でした。
かわってウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)が多くなりました。ロタウイルスやノロウイルスがその代表ですが、そのほかにも数多くの原因ウイルスがあります。急に腹痛を伴う嘔吐が始まり、下痢が加わることが多いです。脱水になりやすく、乳幼児では早めに点滴治療が必要になることもあります。例年、春先にも多いので、注意していてください。
水ぼうそう(水痘)、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)、マイコプラズマ感染症(気管支炎)などが少しずつ発生しています。やはり新学年が始まって、次第に多くなってきたようです。麻疹、風疹の患者発生はありませんでした。
感染症ではありませんが、スギ花粉症の患者さんがとても多かったです。以前より低年齢化し、幼児でもそうとう発症していました。
■当院から毎週【感染症情報】をお伝えしています
□TEL025-544-7722(無料、毎週末に更新)
□ホームページにアップロード
□i-Mode携帯へ送信(無料、毎週末)
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