| 自信力はどう育つか | |
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河地和子(かわち・かずこ) |
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朝日新聞社(朝日選書)(2003.4刊) |
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1,200円(税別) |
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育児・教育 |
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日本の子どもたちは、他の国の子どもたちに比べて著しく自己評価が低いことが指摘されています。「勇気があるか?」との問いに、アメリカなどでは半数以上の子がYesですが、日本ではせいぜい1割。おしなべて自分を肯定的に見ることができず、否定的にみる傾向がとても強いのです。この欄で紹介している『親子ストレス』にそのようなことが書かれていて、ショックを憶えました。 私自身も実は中学生のころ、とても自己否定感が強く、そのためにいろんなトラブルを経験しました。今でもその「負の影響」を引きずって生きています。それだけに、このことは私にとってもとても重要な問題であり、おそらく完全に解決することはきっとできないであろう問題です。 日本の子どもたちだけがなぜ?・・そう思っていたところに、この本に出会いました。タイトルそのものに「自信力」とあるのを本屋で見つけ、探していたのはこれだ!と、偶然の出会いに感謝したものです。 著者は大学の教授。学生の様子を見ていて、心配になり、疑問に思って世界4大都市で思春期の子どもたちのアンケート調査をした結果がこの本になっています。なるほどそうだったのかと、まるで種明かしのように理解できました。そして、子どもたちの生の声がたっぷりと掲載されていて、家庭や学校、そして社会に対して具体的な指摘をしているのも、思った以上の収穫でした。 内容はぜひ読んでいただくとして、とりあえずの提言を紹介します。日本人の子どもたちに対して「従順である必要はない」「謙遜しなくてよい」「不満や怒りがあれば怖れず、ぞれを口に出してもよい」「誰かに好かれるために、自分の考えを引っ込めたり変えたりするな」。 本当の意味で子どもたちをしっかりと愛し、一人の人間として尊厳をもって相対することが、基本なんだと、改めて感じました。この本は、イチオシです!! |
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2003.11.21 |
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