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2005年10月28日

長時間勤務

 昨日のニュースに「残業月100時間超で医師面接、改正労安法が成立」という記事がありました。過労死を防止するため、長時間働く従業員のメンタルヘルス(心の健康)対策などを企業に促すというもので、長時間の残業をしている従業員が申し入れをした場合には、医師があって話を聞いたり指導するというものです。

 この記事にひっかかったのは「医師の働き過ぎにやっと気づいてくれたのかな」と思ったからです。「残業月100時間超の医師面接」と読んでいたといういうわけです。もちろんこれは誤読ですが、でもけっこう真実味のある話です。

 数年前に研修医の過労死が問題になりました。ほとんど休むことのできない当直を連日行ったり、休日が何か月もないなんて普通でした。アメリカのテレビ・ドラマ「ER緊急救命室」にも、連続36時間勤務なんてのがよく出てきます。確かシーズン8では、外科の女医さんが睡眠不足から医療ミスを起こしてしまったことが追求される場面もありました。

 私自身も、研修医時代や一人で小児科勤務をしていたころは朝から夜までの長時間勤務を、休日をとることなく続けていました。計算したこともありませんが、月100時間程度の時間外労働はしていたかもしれません。今でも一日10時間とか12時間くらいは毎日働いていますし、それ以外の時間も完全にフリーな時間はあまりありません。

 そんな“仕事中毒”が多い医者が、一般の人の働き過ぎをケアできるのか、疑わしいです。まずは自分たちのことを何とかしなくてはいけないでしょう。

 空港の管制官などでは一定の時間働いたら休むことが義務づけられているとのこと。疲労がミスを誘発してはいけないからです。でも医師は、そんな扱いをしてもらっていません。睡眠不足などで疲れ切っていることが、医療行為を正しく実施することにマイナスに働くことは容易に想像できます。

 ということで、医者のことを心配してくれる医者もまた必要ですね。記事のタイトルを読み間違えた私ですが、あながち間違いではなかったということです。

投稿者 tsukada : 2005年10月28日 23:15

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