溶連菌感染症の予防

子供がいつも遊んでいるお友達が二人とそのお母さん一人がようれん菌にかかりました。症状はいろいろのようですが、感染力がとても強いと言うことで家族の分も、薬を頂いたそうですが、やはり我が家もうつっているのでしょうか? 子供は軽い咳ぐらいで熱は出ていません。連れて行ったほうがいいのかどうか迷っていますが。どのようなもんでしょうか?(上越・Kさん)

溶連菌感染症は伝染力が強く、またとくにお子さんの場合はかかってしまうといろいろと大変なので、できれば予防したいと考えています。ごきょうだいの場合は、より接触の度合いが強いですし、分かってから離れている(隔離)ことはなかなかできないので、抗生物質を使って予防した方がいいのではないかと、私は考えています。(以前、そうしないでいてやっぱりかかってしまったことがたくさんありました。でも、逆に言えば、そうしないでもかからないですんでいたきょうだいも少なくありませんでした。)

これが家族以外の場合は、いっしょに遊んでいると感染している可能性はありますが、やはりきょうだいよりもその頻度は少ないはずです。ですので、予防的投薬までする必要はないと思っています。

なお、溶連菌感染症の潜伏期は数日程度(2〜5日)、初めの症状は、強い喉の痛み、熱などです。お子さんの様子をご覧になって、おかしいなと感じたら、早めに受診してみて下さい。

キーワード:溶連菌感染症、予防

2001.2.23

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塚田こども医院Q&A2001年2月