塚田こども医院/ヘルス・レター 617

水ぼうそう(水痘)の予防接種


水ぼうそう(水痘、すいとう)は、最近では良い治療薬ができ重症になることは少なくなりましたが、できればワクチンで予防しておくことをおすすめします。

水ぼうそうの予防接種は、市町村でおこなう法定接種にははいっていません。そのため、保護者の方の負担でおこなわれています(任意接種)。

水ぼうそうとワクチンについて

水ぼうそう(水痘=すいとう=)は、健康な小児ではあまり重症ではありませんが、白血病などの基礎疾患をもち、体の抵抗力が落ちている子どもがかかると、死にいたることもある病気です。水ぼうそうのワクチンは、このような子どもに接種するために、日本で開発されました。接種をかさねてきて、大きな副作用がなく、普通の小児に対して接種しても問題ないことが確認され、現在、世界中で日本製のワクチンが使われています。

水ぼうそうには、最近は良い治療薬が使えるようになり、以前よりも軽くすませることができますが、それでも、保育園や幼稚園などの集団の中で、たえず流行がくりかえされています。

水ぼうそうワクチンは、ほかのワクチンよりもやや有効率が低く、20〜30%の方は、接種を受けてもあとで水ぼうそうにかかることがありますが、症状は軽くすんでいます。

副作用は特になく、集団生活に入る前に受けておかれることをおすすめします。(大人の方にも接種できますので、もし、子どものころにかかっていないようでしたら、ぜひ受けてください。)

水ぼうそうにかかると、このウイルスがそのまま体の中に残って、成人・老人になってから、帯状疱疹という病気をおこしますが、水ぼうそうワクチンを接種することで、帯状疱疹も予防できるといわれています。

ワクチンについて

任意接種です(法定接種はありません)。

1歳以上。

接種上の注意

【全てのワクチンに共通】予防接種の副作用として、ごくまれに、注射の直後に急に具合の悪くなることもあります(アナフィラキシー・ショック)。15分〜30分は、医院の中で休んでいて下さい。(その場で適切な処置をすれば、最悪の事態はさけられます。)

今日は激しい運動は避けてください。入浴はかまいません。

注射したところが赤くなったり、はれたりすることはほとんどありません。

健康な小児や成人では、ほとんど副作用はありません。

病気などで抵抗力の落ちている小児では、接種後14〜30日で、軽い水ぼうそうの症状がでることがあります。

水ぼうそうワクチンは、弱毒化してある生ワクチンです。ほかの予防接種は、4週間以上たってから受けてください。