塚田こども医院/ヘルス・レター 615

BCGの予防接種(結核の予防)

<最終更新日:2007/06/12>


BCGは、結核の予防のためにおこなう予防接種です。

結核は昔より少なくなったとはいえ、まだまだ油断のできない感染症で、0歳のうちに、早めにBCGをすませておいてください。

結核とBCGワクチンについて

日本では結核はかなり減少してきていますが、それでも毎年、4万人以上の新しい患者さんがでており、「感染症の王者」であることに変わりはありません。

特に、赤ちゃんはお母さんからの移行免疫がありませんので、大人や老人からかかる心配があります。また、乳幼児は抵抗力が弱いため、もしかかってしまうと、重症な全身性の結核になったり、髄膜炎をおこしたりすることもあります。

BCGは結核を予防するために使われているワクチンですが、効果の点では、やや弱く、確実な予防はできないのではないかとも言われていますが、結核にかかりにくくしてくれたり、かかっても軽くすませる効果は確認されています。

結核に対する免疫があるか、結核にかかっていないかを調べるために、先にツベルクリン反応をし、その48時間(2日)後に反応の大きさなどを確かめた上で、 BCGの接種がおこなわれます。

ワクチンについて

結核予防法による定期接種です。

生後6か月未満

接種上の注意

【全てのワクチンに共通】予防接種の副作用として、ごくまれに、注射の直後に急に具合の悪くなることもあります(アナフィラキシー・ショック)。15分〜30分は、医院の中で休んでいて下さい。(その場で適切な処置をすれば、最悪の事態はさけられます。)

今日は激しい運動は避けてください。入浴はかまいません。

腕に針のあとを18個つけ、そこにBCG菌をうえつけました。針のあとは1、2日で見えなくなりますが、2、3週間すると、またはっきりしてきます。そして、そこが赤くなったり、ウミをもったようになることがありますが、2、3か月のうちには、軽いあとが残って終わります。

うんだようになったところがかゆいことがありますが、強くこすらないようにしてください。(お風呂で軽く洗うのはかまいません。)

全くあとが残っていないときには、せっかくのBCGが効かずに、結核に対する免疫ができていないのかもしれません。半年から1年後ぐらいに、もう一度ツベルクリン反応を受けることをおすすめします(免疫ができていれば、反応は陽性になります。任意接種)。

まれに、脇のしたのリンパ節がぐりぐりと腫れてくることがあります。ほとんどはそのままでいいのですが、ずいぶん大きいようだったり、痛がるようだったら、医師に相談してください。

BCGワクチンは、弱毒化してある生ワクチンです。ほかの予防接種は、4週間以上たってから受けてください。