塚田こども医院/ヘルス・レター 612

風疹(ふうしん)の予防接種

<最終更新日:2007/06/12>

平成18年度より麻疹・風疹の二種混合ワクチンが導入され、接種方法も1歳と就学前1年間の2回です。(2006.4.7)

以前に麻疹、または風疹に罹患しているなどの理由で麻疹・風疹混合ワクチンを接種できない子どもに対しても、麻疹、または風疹の単独ワクチンを法律に基づくものとして接種できます。


風疹(ふうしん)は、子どもにとってはあまり重い病気ではありませんが、妊娠初期の女性がかかると、異常児が生まれる可能性があります。

以前は、中学生の女子に予防接種をしていましたが、平成7年から、子どもたちみんな(男女とも)に予防接種を受けてもらって、風疹の流行をなくそうという方針にきりかわりました。

風疹とワクチンについて

風疹(ふうしん)は、子どもにとってはおおむね軽い感染症です。

約2〜3週間の潜伏期のあと、軽い風邪のような症状とともに、顔や体中に発疹(ほっしん、赤いブツブツ)があらわれます。後ろ頭や首のリンパ節がはれるのも特徴です。でも、小さい子ではあまり熱もでず、けろっとしていることがほとんどです。

血小板減少性紫斑病という血液の病気が、患者3,000人に一人、脳炎が6,000人に一人おきると言われています。

最も問題なのは、妊娠初期の女性がかかったときで、心臓、目、耳などの異常をもった赤ちゃんが生まれる可能性が少なくありません(先天性風疹症候群)。

このため、風疹の予防接種は、主に赤ちゃんの異常を防ぐ目的でおこなわれています。

1歳をすぎて麻疹(はしか)の予防接種をすませたら、次に受けておいてほしい予防接種です。

ワクチンについて

予防接種法による定期接種です。

1期:1歳〜2歳未満
 2期:5歳〜7歳未満で小学校就学前1年間(いわゆる“年長”)

通常は麻疹との混合ワクチンを使います。

接種上の注意

【全てのワクチンに共通】予防接種の副作用として、ごくまれに、注射の直後に急に具合の悪くなることもあります(アナフィラキシー・ショック)。15分〜30分は、医院の中で休んでいて下さい。(その場で適切な処置をすれば、最悪の事態はさけられます。)

今日は激しい運動は避けてください。入浴はかまいません。

注射したところが赤くなったり、はれたりすることはほとんどありません。

1週間ほどして、ごくまれに熱をだすことがあります。

成人女性の予防接種では、1週間後に関節痛がでやすいです。また、注射のあと2か月は妊娠しないようにしてください。

風疹ワクチンは、弱毒化してある生ワクチンです。ほかの予防接種は、4週間以上たってから受けてください。