塚田こども医院/ヘルス・レター 503

チック症


チック症とは

チック症とは、ピクピクっとした素早い動きなどが、本人の意思とは関係なく、繰り返しおきてしまうものをいいます。一番多いのは瞬きで、そのほかにも、肩をぴくっと動かす、頭をふる、顔をしかめる、口を曲げる、鼻をフンフンならす、などいろいろとあります。

声を出すチックもあります。ため息のように声や、咳払いがめだちます。中には意味のある言葉(それも「バカバカ」などの汚い言葉)を絶えず口にすることもあります。

いずれも、本人はわざとやっているわけではなく、止めようと思っても止まりません。

なりやすい子は

幼児から小学校低学年ぐらいまでの子に多く見られます。

不安、ストレス、緊張、心の葛藤などがきっかけでおきることが多いと言われていますが、そのようなことがなくてもおきている子もいます。(例えば瞬きのチック症では、実際に結膜炎のために目が痒くて目をパチパチしていたのが「クセ」になっていたり、テレビを見すぎて目が疲れたことをきっかけにして始まっていることもあります。)

本人の性格が、感じやすい、傷つきやすいなど、優しい子に多いような印象もあります(もちろんそれがいけないということではありません)。

対処の仕方

精神的なストレスや緊張感から、一時的にこのような症状のでる子は、決して少なくありません。そのほとんどが、短期間に消えていっています。

できるだけリラックスさせてあげることが必要です。うまく言えないときに、「早くしなさい」「きちんと言いなさい」というような言葉をかけたり、言わなくても態度にでたりすると、本人はますます気にして、緊張感が高くなります。そのようなことのないよう、精神的にゆったりとしていられるような環境づくりが大切です。注意したり、しかったりしないで、そのままにしていて下さい。(これは、どもりのある子に対しても同じです)

チック症も程度が強いもので、本人も気にして、そのために余計症状が強く出ているような場合は、お薬で抑えることもあります。だいたいは、短期間で症状がとれていきます。

ときになかなか良くならないこともありますが、どうも周りがきちんとさせようとしていて、「こじれて」いるようです。そんなことがなければ、チック症は大きな問題ではないと、軽く考えて下さい。

長引いたり、症状が強かったり、本人がすごく気にしているようなら、お薬をつかうこともありますので、受診されてみて下さい。

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