塚田こども医院/ヘルス・レター 422
子どもはよく鼻血を出します。量が多いととてもビックリすると思いますが、大部分は数分で止めることができます。
ここでは子どもの鼻血について、お話しします。
■子どもの鼻血
子どもはよく鼻血を出します。ぶつかったあとに出たり、急に出たりもします。真っ赤な血が噴き出すようにでてくるとビックリしてしまいます。
しかし、その多くは鼻の前の方からでます。鼻の真ん中にある仕切り(鼻中隔)に、血管の多くある場所があります(「キーゼルバッハ部位」)が、ここからの出血が大半です。
この場所は鼻に指を突っ込むと指先が届くところですので、子どもが自分でひっかいていることもあります。
■鼻血の止め方
鼻血が出たら、まず落ち着かせて座らせます。頭を少し前屈みにして、鼻の先の軟らかい部分を左右からしっかりと押さえます。
数分たったら一度離して、止血できていれば終わり。まだ出血が続くようなら、再度しっかりと圧迫して下さい。
この方法は、大きな子どもは自分でできますので、よく鼻血を出す子にはやり方を覚えさせて下さい。
![]()
このような圧迫止血が一番有効です。しかし、とりあえず血液が固まって破れた血管を塞いだだけで、破れた血管が元に戻ったわけではありません。
そのため同じところからまた出血することもよくあります。そのたびに止血をするようにして下さい。
■【参考】時には血液の病気も
子どもの鼻血の大半は、圧迫すれば止まる単純なものです。しかし、中には血液の病気ということもあるかもしれません。
血液の病気があると、血が固まらないので、長い時間圧迫していてもかさぶたができにくく、なかなか止血できません。大量の出血がある時には、急いで受診をして下さい。
もっとも、もし血液の病気があれば、鼻血以外に、転んでできた傷からの出血が止まらなかったり、少しの打撲でも大きな青あざ(皮下出血斑)ができたりしがちです。
そんなことがなければ、大きな血液の病気を心配することはないでしょう。