塚田こども医院/ヘルス・レター 104
子どもが具合を悪そうにしているとき、まずは熱を測ってみてください。
熱の測りかたは、厳密にしようとすると意外とむずかしいのですが、家庭では、大まかな目安と考えてもらっていいと思います。
いつもの体温(平熱)を知っていると、いざというときに役立ちます。
■平熱の目安(わきの下)
■乳児 36.3〜37.4℃
■幼児 36.5〜37.4℃
■学童 36.5〜37.3℃
■測りかたは?
■わきの下で測るのがいいでしょう。
■肛門で測ると、わきの下より0.5〜1.0℃ほど高くなります。
■最近は、耳で測る体温計がありますが、やや高めにでたり、正確でないときもありますので、発熱があるかどうかの目安にしてください。
■体温計の種類は?
■水銀体温計で5分以上かけて測るのが、一番正確です。
■電子体温計が普及してきました(当院でもこちらです)。1分ほどで測ることができるので、とくに子どもには便利です。内臓のコンピューターで計算して数字をだす「予測値」よりも、長めに測って実際の体温を測る「実測値」のほうが、もちろん正確です。
■耳式の体温計は、数秒で数字が出てきて簡便ですが、正確ではないことがあります。
■健康な子の体温
■体温は、一日中同じではありません。朝は低めで、夕方は高めになります。
■運動をしたり、食事のあとでは、高めになっています。
■厚着をしたり、暖房がよくかかっていると、やはり高めになります。熱ではないはずなのに、高めだなというときは、しばらくしてもう一度測り直して下さい。
■肌がひんやりしていると、体温計の数字が低めにでることもあります。顔色や元気さが良ければ、低体温ということはありませんので、皮膚が暖かくなってから、もう一度測り直して下さい。
■熱? それとも平熱?
■その子の平熱が何度ぐらいか、知っておいて下さい。元気なときに、1日4回くらい、食事の前に測ってみて下さい。
■平熱より1℃ほど高いようなら、熱かもしれません。具合を悪そうにしていないか、様子をよく見て下さい。
■予防接種と熱
予防接種を受けるさい、「熱があるときは接種しない」と決められています。
そこで「熱とは何度以上か?」ということが問題になるのですが、一応「37.6度以上」が目安です。
しかし、運動したあとや、食事のあとは体温が高めになっていますし、もともと体温の高い子もいます。37.5度をこえていても、「熱」でなければ、問題なく接種できることがあります。
逆に、37.5度以下でも、寒気があったり、顔色が悪かったり、元気がなかったりしたら、無理には接種しないでください。
【ヘルスレター602「予防接種を受けられないとき」も参考にして下さい】