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2017年05月10日

高齢車に優しい社会を!

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 今年もやってきました。自動車税の「請求書」。必要なものだとは理解していますが、決して安い額ではないですね。

 さらにいただいたものにはよく理解できないもの(納得できないもの?)があります。クルマの年数が経っているので税額がアップするのだとか。

 普通車では初年度登録から13年以上経つと15%アップします。長く、大切に乗っているのに・・

 不動産を持っていると固定資産税がかかりますが、その中で建物は課税の元になる評価額が年々低くなるために、税金は年数にしたがって安くなります。事業所では一定額以上の財産にも税金がかかりますが、これもそれぞれの耐用年数が決められ、税率が次第に軽減されるようになっています。

 しかるに・・自動車という財産には、一定の年数以上が経つと、かえって税金が増加します。へんな税制です。

 「グリーン税制」は、よりエコなクルマには税を減免してその普及を促すというのが本来の役割。その一方で「お年寄り」のクルマには課税を強化していますが、エコではないからというのがその理由でしょうか。

 そして重税を課すことで、早く廃車にさせ、新車に乗り換えようという考え方なのでしょう。それでいいのかな、

 いい物を長く使う。古い物を大切にする。まだ使える物はすぐに捨てない。そんな「もったいない」精神が品の伝統だと言っていたのではないのかな?

 大量生産、大量消費がもう過去の、そして負の遺産ではないのかな。日本のあり方、日本人の生き方にも関わってくる問題にように見えてきます。

 そうは言っても、仕方ない、払いましょう。むしろ、堂々と納めるものは納めて、もっとこれらのクルマを長く使い続けることにしましょう。

 高齢者に対する風当たりが厳しくなっている昨今です(とくに永田町からの風が・・)。「高齢者」ならぬ「高齢車」にも、辛く当たっていると思えてしまうのは、私のひがみかな。

投稿者 tsukada : 2017年05月10日 12:03