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2015年01月18日

雪国のお約束

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 休日の朝は雪かきから始まります。昨日の強風がおさまり、今日は外にでるのが気持ちいい。

 自宅前をきれいにしました。車庫の出入り口と、歩道部分も。歩行者の皆さんにも、気持ちよく通ってもらえそうです。

 でも、町内を見渡すと、歩道まで除雪する家は少ないですね。平日には子どもたちの通学路にもなっています。ちょっと残念です。

 自分の敷地ではなくても、家の前や周りの除雪をするのは、雪国に住む人の「お約束」だと、子どものころに教えられました。

 子どものころに住んでいたのは雁木(がんぎ)のあるところ。雁木は自宅前の屋根付き通路です。大雪になって道路が雪で埋まっても、雁木は普通に歩くことができます。雪国の知恵であり、伝統です。

 私の家は、その雁木の一番端にありました。家の横は道路になっているので、そこは雪が積もります。そこの雪かきは、我が家の「仕事」でした。

 誰に言われるわけでもなく、みんなが通行できるように、雪かきをしていました。子どもも一緒にやっていましたね。それが当たり前のことだと思っていました。

 そんな子ども時代があったからなのか、自宅前の歩道もきれいにしておかないと、気持ちが落ち着きません。自宅の出入りだけできればいい・・そんな様子には違和感があります。

 この地域も高齢化が進んでいます(私ももうすぐその範囲にはいりそうですが)。雪かきのような肉体労働をするのは、しだいに難しくなってきているのかもしれません。

 それとも・・地域を思う気持ちがだんだん廃れてきているのでしょうか。

投稿者 tsukada : 2015年01月18日 10:37