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2014年06月18日

あの地震から50年

 先日来、当地(新潟県)のニュースでは地震のことが大きく扱われています。今から50年前におきた「新潟地震」のことです。

 1964年(昭和39年)6月16日午後1時1分、その地震はおきました。新潟県粟島沖40キロを震源とするM7.5の大地震です。

 当時私は7歳・・小学2年生でした。木造2階建ての校舎の2階。給食が終わったあとの昼休みで、教室で過ごしていた時だったと思います。

 当地は震度4だったようですが、大きくて長く続いた揺れは、子どもにとってはとても怖かったです。机の下に潜り込んで、揺れが収まるのを待っていた覚えがあります。

 教室にはきっと担任の先生がおられたのでしょう。その後グラウンドに避難していきました。

 この地震での死者は26名とのこと。規模の大きなわりに人的被害が少なかったと言われています。

 この地震がおきる数日前まで新潟国体が行われていました。そのために、学校などでは集団で行動する練習をしていたのが幸いしたという話もありました。

 ことの真偽は分かりませんが、当時は地震に対する避難訓練などはあまりしていなかったわけで、国体開催も決して悪くはなかったのだと思います。

 被害の中心は新潟市。私の住んでいた上越市(当時は高田市)からは150キロほど離れています。当地は日常生活に支障があるような被害はありませんでしたが、新潟市やその周囲は大変な状況でした。

 地震そのものの被害の他に、津波もありました。信濃川にかかる昭和大橋は、わずか数か月前に完成したばかりですが、崩壊。コンビナートでは何日にもわたって火災が続いていました。

 まだ幼少期ですが、こんな記憶が断片的に残っています。そしてこのところのニュース報道にでてくる映像は、その記憶をまた強固にしてくれました。

 やはり地震は恐い。でもこの自然現象は避けることができない。とくに地震国日本では繰り返し、必ず訪れます。

 課題は地震による災害をいかに減らすか・・やはり日頃からのリスクマネージメントを確実に行っておくことが大切ですね。当たり前のことですが、備えあれば憂いなし。

 新潟地震から50年が経ちましたが、それがただのイベントで終わらないよう、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

投稿者 tsukada : 2014年06月18日 22:53