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2013年11月22日

ボイラーマンは院長

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 院長の一日はボイラー焚きから始まります。そうです、薪のボイラーです。

 3トンの貯湯タンクに熱を蓄えておくのですが、夜の間、ボイラーを止めているので、温度が下がってしまいます。今は80度ほどが50〜60度に。

 出勤して、まず向かうのがボイラー棟です(格好をつけて「自然エネルギープラント」とネーミングしています)。冷えたボイラーに、まずは焚きつけ用の細かい薪を入れ、その上に新聞紙を敷き、火をつけます。

 数分で大きな火になったら、しだいに太い薪を入れていきます。30分ほどすると、最大の燃え方になります。

 最初は煙突から少しの煙が出ますが、それも少しの間だけ。高温での燃焼が始まると(二次燃焼室は1000度以上になるようです)、ほとんど煙は出てきません。

 煙突を見上げるのも日課になっていますが、フル稼働していると、煙が出ていないので,本当にボイラーを使っているか、分からないくらいです。

 ボイラーはガンガン焚けても、それが貯湯タンクの温度を上げるには1−2時間かかります。このあたりはどうしても仕方ないですね。そのために夜間、稼働させるわけにもいきませんし。

 できれば薪の燃焼熱だけで院内を暖めたいところですが、エアコン(電気)や床暖房(灯油)も併用しています。でもそれらの使用量は格段に少なくなっています。

 急速に暖めるわけにはいきませんが、でも確実に、じっくりと院内全体を暖めてくれます。それが薪の熱エネルギーの良いところだと、勝手に思っています。

 フル稼働させると1時間に1回ほどは薪を投入する必要があります。これも院長の大切な仕事。ときどき診察室からいなくなったら、ボイラー棟に行っているかもしれません。

 困ったことに、少し薪の燃える臭いが私に付いてしまいます。私自身は好きな臭いなのですが・・。診察室の院長が少し臭いを発していることがあるかもしれませんが、その時はご容赦下さいませ。

 こうして夕方まで働き続けた薪ボイラーは、夜はお休みです。院長の最後の仕事は、翌日の準備。焚きつけ用の細かい薪を準備したり、出てきた灰を片付けたり。

 こうして、院長の一日は薪ボイラーとともに過ぎていきます。ボイラーも、ご苦労さま! 翌日に備えて、ゆっくり体を冷やして下さい。

投稿者 tsukada : 2013年11月22日 19:33